◆第108回全国高校野球兵庫大会▽5回戦 明石商8―0報徳学園=7回コールド=(20日・高砂)

 春の近畿大会優勝校・報徳学園が、明石商に7回コールド負けを喫し、5回戦で姿を消した。夏のコールド負けは、1988年に優勝した滝川二に5回戦(6●13=8回)で敗れて以来、38年ぶり。

U18日本代表候補の1番・中尾勇貴中堅手(3年)は、2安打で意地を見せたが「ラストチャンスで甲子園に行きたかった」と悔し泣きした。

 守備の綻びが失点につながった。初回2死からの失策を起点に先制を許し、3回も失策による先頭出塁から6点を追加された。この回は、最速148キロ右腕の背番号10の江藤達成(3年)が、3連続四球で押し出し四球を与えたところで降板。2番手の144キロ右腕・谷口哲聖(2年)も流れを止められなかった。4失策がすべて失点に絡んだ。大角健二監督(46)は「夏の一番大事な場面で、こうやったら負けるよというのが出てしまった」と悔しそうな表情を浮かべた。

 昨秋は準々決勝で東洋大姫路に敗れたが、春は江藤、谷口とエース左腕・沢田悠佑(3年)の3本柱で16年ぶりに近畿大会を制した。春の近畿王者は16年以降(中止の20年を除く)、夏の甲子園に出場していた。指揮官は「秋からボロボロだったチームがここまで来て、いい形で花道をつくってあげたかった」と悔やんだ。(高柳 義人)

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