出来損ないの息子が選んだ家族は、出来損ないにしか見えない――。義父からそう言われたのは、結婚5年目の由紀子さん(37)。


由紀子さんは、長男の家族だけをかわいがる義父母から、じわじわと心を削る差別を受け続けてきました。

義父母が繰り返した「次男は期待していない」の言葉

私たち次男家族を差別する義父母…。娘の絵も侮辱されついにブチ...の画像はこちら >>
結婚8年目の由紀子さんには、今年7歳になるひとり娘がいます。夫の兄夫婦は3年前に二世帯住宅を建てて、両親と同居し始めました。

「夫は次男。幼い頃からお兄さんと比べられ、雑に扱われることが多かったそうです」

結婚が決まった時から、義父母は「私らは老いたら、お兄ちゃん夫婦と住むから、あんたらには金銭的な援助はしてあげれんよ」と何度も言ってきたそう。

「私としてはラッキーでしたが、実の親が自分をまったく頼りにしていないという事実に夫は傷ついたようです」

むきになったのか、夫は兄夫婦が二世帯住宅を建てると月に1回ほど、家族を連れ、実家に顔を出すようになりました。

“呼び方”で長男の嫁と次男の嫁を差別する義母

私たち次男家族を差別する義父母…。娘の絵も侮辱されついにブチギレ!→2年後に訪れた“特大ブーメラン”とは
※画像生成にAIを使用しています
いつの間にか、恒例となってしまった義父母宅への訪問。由紀子さんは、顔を出すのが嫌でした。

「義父母の私への態度と兄嫁に対する態度が違いすぎるからです」

義母は兄嫁を呼ぶ時には“ちゃん付け”。親しみを込めながら呼びます。しかし、由紀子さんのことは冷たい声で「あなた」と呼ぶのだそう。また、兄夫妻の子どもには快くおやつをあげるのに、由紀子さんの娘が欲しがると露骨に嫌な顔をし、小声で「浅ましい子」と言いました。

「そうした態度の差が辛く、娘が傷つくのも嫌だったので、ひとりで実家に行ってよと夫に言ったこともあります。でも、『兄貴より幸せな姿を見せたいから、家族みんなで行かないと意味がない!』と取り合ってくれませんでした」

義母の誕生日会で娘の手作りバースデーカードを貶されて…

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ある日、義母の誕生日を祝うため、由紀子さん家族は義父母宅へ。プレゼントとして、義母が好きなお店のケーキとギフト券を持参しました。


ところが、義母は由紀子さんらのプレゼントを見て冷笑。「これ、片付けといて」と義父に手渡した後、兄嫁が作ったケーキを冷蔵庫から取り出し、「こっちをみんなで食べましょう。やっぱり気持ちがこもってるケーキは見た目も違うわ~!」とベタ褒め。

由紀子さんは「うちも頑張って用意したのに…」と思いましたが、怒りを堪えました。

しかし、その後、堪忍袋の緒が切れる出来事が起きます。由紀子さんの娘が手づくりのバースデーカードを渡すと、義母は「なにこれ! 下手くそな絵! そういえば、あなたのお父さんも絵が下手だったから遺伝なのね」と大笑いしたのです。

思いもしなかった反応に、娘さんは大泣き。由紀子さんはさすがに怒りを我慢できなくなり、「いつも私たちへの態度、ひどくないですか? 私たちが何かしましたか?」と義母に問いただしました。

「存在自体が気に入らない」明らかになった義母の本音

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泣く夫
すると、義母は「何かしましたか……って? 十分してるのよ。あのね、存在自体が気に入らないのよ」と答えました。突然の存在否定に、由紀子さん家族は唖然。

すると、義父も加勢。「母さんの言うとおりだ。
次男のくせに、見栄を張って家族連れてくるなんて見苦しい。ここは長男と俺たちの家。本当なら敷居もまたいでほしくないのに、家に入れてやってるだけ、ありがたく思え!」と言ってきたのです。

夫は「母さんも父さんも、言いすぎじゃないか……」と力なく反論。しかし、義父は“口撃”を止めません。「お前は何をしても兄さんには勝てんかっただろう?張り合ってるつもりかもしれんが、出来損ないの息子がもがいてるだけにしか見えん」と言ったのです。

父親から否定され、夫は意気消沈。義父はそれでも“口撃”を止めず、「お前に期待することなんて、とっくの昔に諦めてる。出来損ないのお前が選んだ家族も、出来損ないにしか見えんのだよ」と、とどめを刺しました。

義父母との絶縁から2年後…立場は逆転!

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室内で高齢者女性の乗る車椅子を押す介護士 
徹底的に侮辱された由紀子さん家族は、義父母宅へ行かなくなりました。すると、2年後、思わぬ出来事が……。義母は脳出血を起こし、逝去。


最愛のパートナーを失ったショックから義父は外出しなくなり、介護が必要なほど体が弱ってしまいました。

「お義兄さんは妻に介護を任せっきりみたい。時々、兄嫁から介護を手伝ってくれないかと連絡が来ますが、無視しています。お義父さんは、出来損ないの私たちなんかに介護してほしくないでしょうから(笑)」

人はいつまでも強い側ではいられず、人に頼らねばならない時がくる――。その重みを今、義父や兄夫婦はひしひしと感じていることでしょう。

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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