(東京中央社)働く台湾女性でつくる団体「世界華人工商婦女企管協会」日本分会が主催する「台湾グルメ国際巡回講座」が2日、東京都渋谷区の服部栄養専門学校で開かれた。台湾原住民(先住民)族セデック族の料理人、江信毅さんが、原住民族の伝統料理でよく用いられる食材を使った料理の調理実演を行い、台湾の味を参加者に届けた。


巡回講座は今年、アジアやオセアニア、中南米、北米など9ルートで実施。東京会場はマレーシアや韓国、日本の各会場を1カ月で巡る「アジアルート1」の最終会場となった。アジアルート1では計14回の講座が開かれた。

江さんはこの日、原住民のスパイス「マーガオ」(馬告)やカラスザンショウ、キマメをそれぞれ使った料理を会場で調理。マーガオを使ったゼリーなども参加者に振る舞われた。

江さんは、マーガオなどの先住民食材は海外では入手困難であるため、あらゆる手を尽くして台湾から各会場に持ち込んだと説明。海外の人々に、文章や写真だけで知るのではなく、実際に味わってほしかったからだと語った。

また、各会場の参加者は一般の人や来賓、現地在住の台湾出身者などさまざまで、どの参加者も台湾料理への関心が高く、食材や調理方法への質問も寄せられたと紹介。長年台湾に戻っていないという台湾出身者が「故郷の味」を懐かしんでいたことが特に印象に残ったと話した。

服部栄養専門学校の服部吉彦理事長・校長によれば、同校は学生の台湾研修を実施している他、毎年約5~20人の台湾留学生を受け入れており、台湾と密接な交流がある。服部氏は、台日が連携して世界に食文化や健康情報を発信していけるよう期待を寄せた。

(戴雅真/編集:名切千絵)
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