2年前にてんかん発作を起こしたゴールデンレトリバーだが、薬による治療で安定した状態となった。ところが薬には副作用で、すっかり元気と笑顔が失われてしまった。
だが、思いがけず家にやって来た1羽のアヒルがこの状況を変えた。
飼い主が自分の店で飼う予定で一時的に家に連れ帰ったアヒルは、ゴールデンレトリバーを見るとすぐに興味を示し、常に寄り添うようになった。
毎日一緒にじゃれあって遊ぶうちに、ふさぎ込んでいた愛犬は、かつての明るい笑顔を取り戻したのだ。
薬の副作用で元気を失ってしまった愛犬
アメリカ、ニューヨーク州のブルックヘイブンに住むカンナレリーさん家族は、現在7歳の愛犬、ゴールデンレトリバーのバーリー(メス)を飼っている。
バーリーは2年前に発作を起こした。獣医の診断でてんかんであることが分かり、処方された薬のおかげで幸いそれ以来ひどい発作は起きていない。
ところが、その薬には思わぬ副作用があった。
もともとは元気いっぱいで陽気な性格だったバーリーの活力を奪ってしまったのだ。
バーリーがふさぎ込んでいる姿に家族は胸を痛めていたが、この薬はずっと飲み続けなければならず、どうすることもできずにいた。
園芸店で飼う予定のアヒルを一時的に自宅に連れ帰る
そんな一家の生活に思いがけない変化が起きた。
夫のジャスティンさんが、自身が経営する園芸店でアヒルを飼うために、Facebookのマーケットプレイスを見ていたところ、地元の小学校で孵化したアヒルの「ルーイ」の飼い主募集に目が留まった。
小学校からアヒルを引き取ったジャスティンさんはそのまま園芸店に連れていく予定だったが、いったん自宅に連れ帰ることにした。
これが思わぬ奇跡を起こすこととなる。
出会った瞬間惹かれあう犬とアヒル
ルーイが家に足を踏み入れた瞬間、事態は急展開した。
ルーイはすぐに犬のバーリーに興味を抱き近づいてきた。
次の日から毎日、バーリーは、庭に設置された風よけやプールがあるルーイの小屋を頻繁に訪れるようになった。
バーリーとルーイは一緒にじゃれあったり、抱きついたり、追いかけっこをしたりと、あっという間に深い友情で結ばれた。
バーリーに元気と笑顔が戻る!
ルーイの存在はバーリーに忘れかけていた大切なものを思い出させた。
ルーイと遊ぶうちにバーリーは再び笑顔を見せるようになり、ちぎれるほど尻尾を振るようになった。
すっかり元気も戻り、時にレスリングごっこをしたり、お互いの食べ物を盗み食いするほどの茶目っ気も発揮した。
薬の副作用で失われていた本来の性格を完全に取り戻したのだ。
その様子を見た家族は、ルーイを店で飼うのじゃなく、正式に家族の一員として迎え入れた。
家族はルーイがバーリーの心を癒してくれたセラピーアヒルだと信じている。
バーリーがルーイと友達になりたくて、一緒に遊ぶために自分の頭の中の引き出しにしまってあったポジティブな感情を引っ張り出したのかもしれない。
今日もバーリーは笑顔でルーイと庭で楽しそうにじゃれあっている。











