ひらめいた!大親友のロバの背に乗り大好物の葉っぱを食べるヤギ
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 農場で暮らすロバのドリーは20代後半で、長年一緒に暮らす動物たちを母親のようにやさしく見守っている。

 そんなドリーを誰よりも愛するのがヤギのアンバーだ。

アンバーの好意に応えるかのようにドリーも気にかけている。

 アンバーはカエデの葉が大好物だが自分の背丈では届かない。戸惑っているのをみたドリーは近くに来て自分の背中を差し出す。

 アンバーはドリーの背に飛び乗ると、おいしそうに葉を食べる。

 種を超えた友情に言葉はいらない。相手が何を望んでいるかを仕草だけで察し、自分にできる最善のことを行動で伝えるのだ。

農場と一緒に動物たちを引き取った夫婦

 アメリカでこの農場を購入する際、ディナさん夫妻は、前の持ち主に条件を出した。ここで暮らしている動物たちをすべて引き取り、この場所で飼い続けたいという願いだ。

 その希望は叶い、ヤギたちもロバも住み慣れた場所で暮らし続けることとなった。

 ドリーはメスのロバで20代後半だ。ロバの平均寿命は30歳前後なので、ドリーは十分に生きた年齢だ。

 ドリーの後にやってきたのがまだ幼いヤギたちだった。ヤギたちにとってドリーはみんなのお母さん的存在となっている。

 ドリーは世話好きな性格で、ヤギたちのことを本当の家族として守ろうとする本能が強いという。

 捕食動物の気配を感じ取ったり、危険を察知すると、ドリーはすべての動物たちに知らせようとする。やさしくて勇敢な肝っ玉母さんなのだ。

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ヤギのアンバーと築いた深い友情

 すべての動物たちにやさしいドリー母さんだが、特にアンバーという名のヤギには特別な思い入れがあるようだ。

 アンバーはドリーのことを小さなころから慕っており、常に体を近づけようとする。両者の間に強い絆が存在しているのは手に取るようにわかるという。

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アンバーのため、自分の背中を差し出すドリー

 アンバーの大好物はカエデの葉である。だが困ったことに、アンバーが一番食べたい葉は、いつも背伸びしても届かない高さにある。

 ある夏の日、アンバーが突然ドリーの背中に飛び乗った。ディナさんは、その動きがあまりにも自然で、過去に100回以上やっているかのような動きだったという。

 驚いたのはその後だ。ドリーは背中にアンバーを乗せたまま、葉の茂った枝の下まで自分から歩いていったのだ。

 アンバーが葉を食べやすいように、背中に乗せて運んでいったのである。

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 ドリーはアンバーが何を求めているのかを分かっていたのだ。

 ドリーの助けを借り、アンバーは大好物のおやつにありつくことができた。

 ロバもヤギもとても愛情深い性格で、一緒に飼育されることも多いことから、強い絆を結ぶことがある。ドリーとアンバーもまさにその1組だ。

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食べたいときはいつでもどうぞ。尊い関係は今も続く

 それ以来、ドリーはカエデの木のそばでアンバーの姿をみつけると、自分から歩み寄って背中を貸すようになった。

 言葉はいらない。仕草や行動だけで相手が望んでいることがわかり、それを行動で示す尊い友情がここにある。

 異種の動物同士がこれほど深く思いやりを示す姿を間近で見ることが何よりもうれしいとディナさんは語る。

 ドリーの無償の愛情は他の動物たちにも連鎖している。一緒に暮らす仲間を助け合うことがあたりまえのようにこの農場には受け継がれているようだ。

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