全国で相次ぐクマ被害。2025年度にはクマの出没件数と人的被害が過去最多となりました。
クマを退治にするには猟友会の手を借りないといけないのが、今の日本の実情です。
われわれはクマとどう向き合う必要があるのが、クマと退治し左目奪われた“伝説のハンター”など日本人とクマとの戦いの歴史を取材しました。
(MBSテレビ「ガチの門」2026年1月28日の放送内容を記事化しています)
1923年の北海道で起きた“人食いグマ”事件
北海道の雄大な雪原の中に、クマとの戦いの歴史が刻まれた場所があります。
(記者リポート)「ヒグマに襲われた現場ですね。今から約100年前に、このあたりで襲われた。見えました、あそこですね。あの木の下に家があったんですね」
1923年8月、この地で、クマによる凄惨な事件が起きました。夏祭り帰りの一団をヒグマが襲撃。住宅にも侵入して襲い掛かり、4人が死亡、4人が重傷を負ったのです。
事件を起こしたクマの毛皮です。
(沼田町・学芸員 松井佳佑さん)「2mちょっとありますね。体重は340kgあったと記録されています。このクマに関して言えば“人食いグマ”。
「母を食いだしガリガリという音が聞こえた…」生き延びた男性の証言
この事件で重傷を負いながらも、奇跡的に生き延びた男性の肉声が残されています。
(肉声テープ)「弟を殺してしまって、すぐ今度は母親の後ろから襲いかかってきた」
今から50年前に録音されたもので、声の主は事件当時は15歳だった村田與四郎さん。
1986年に80歳で亡くなりました。生前、親族の集まりの際にクマに襲われた時のことを語っていたのです。
(肉声テープ)「クマがお母さんと出くわしてお母さんを連れて山に行きだした。今度食いだしたの、ガリガリという音が聞こえた」
與四郎さんも深い傷を負い瀕死の状態でした。
(肉声テープ)「口から吸った息が(裂けた)横っ腹から出る。ぐうぐうってね。苦しい一方さ」
クマ被害を防ぐために…「猟友会」の活動に密着
100年前の悲劇が伝える、クマとの戦いの歴史。被害を防ごうと、いま、その最前線に立っているのが「猟友会」です。
新潟県十日町市で活動する猟友会のハンター。市からの委託でクマの捕獲を行っています。
(新潟県猟友会十日町支部 石澤ハンター)「今年(2025年)は本当に異常っていうほど里に降りてきている」
毎朝、欠かさず行っているのが、捕獲のために設置した箱罠の見回りです。
(新潟県猟友会十日町支部 石澤ハンター)「(Qそれはなんですか?)護身棒。
見回りを行う際にはクマの襲撃に備え、必ず複数人で行動するといいます。民家からほど近いこの場所では柿を狙うクマが頻繁に出没。柿の実にはクマに食べられたとみられる形跡も確認できます。
クマの痕跡は至るところに…カメラに映る体長1m超のクマ
次に向かった農園でも、クマが毎日のように目撃されていました。
(新潟県猟友会十日町支部 石澤ハンター)「2~3時間前に通った跡。なぜかというと、草が寝ている」
人里に迫るクマの実態を探るため、取材班は猟友会の許可を得て箱罠の近くにカメラを設置。周辺には…
「これがウンチだよ」
クマのフンやビニールを破られた痕。クマの痕跡が至るところにあります。
2日後、設置したカメラには…。
(新潟県猟友会十日町支部 石澤ハンター)「でかい、大きいクマだ」
映っていたのは、体長約1m30cmとみられるクマ。罠だと知っているのでしょうか。器用に餌を取り出して食べています。なかなか一筋縄ではいきません。
同行取材中にクマに遭遇 緊張走る・・・
ハンターへの同行取材を続けていたさなかでした。私たちのすぐ目の前で…
「木の上!」
「クマいたね」
「クマだね。クマだクマだクマだ。ちょっと離れてて」
現場に緊張感が走ります。
「撃つよ?いいか?撃つよ」
「おりるよ、はやく。おりてきた、おりてきた」
木から降りたクマは藪の中に逃げていきます。
「ここ、ここ、ここ。真正面、真正面」
駆除されたのは子グマでした。体は決して大きくありませんが、もし人間が襲われれば命を落とす危険もあります。
(新潟県猟友会十日町支部 石澤ハンター)「結局これを残しても来年は(成長して街に)出てくる。ハンターの宿命。残酷だなと思うだろうけど自分たちは残酷だと思わない」
"後継者不足、自分たちがこのあと何年続くかわからない"
別の日、あの子グマが登っていた木のすぐ近くでは、農家の人たちが作業をしていました。
(農家)「クマが歩いた後は何でも作物がダメなんですよね、土が固まっちゃって。(Q猟友会の活動は?)助かります。
クマの脅威から命がけで地域を守る猟友会。しかし…
(新潟県猟友会十日町支部 石澤ハンター)「後継者不足、自分たちがこのあと何年続くかわからないけど、私たちのあとを継いでくれる人が見つからない。これが一番の悩み」
高齢化と担い手不足が深刻化しています。そんな猟友会に頼りきりになっているのがニッポンのクマ対策の実情なのです。
「ガリガリと頭をかじられ...」左目を失った隻眼のハンター
こうした中、クマ被害を未然に防ぐ画期的な取り組みが。北海道・岩見沢市を守る、“隻眼のハンター”原田勝男さん(85)です。
原田さんは26年前、シカ猟の途中でヒグマに襲われ左目を失いました。かつて自身を襲ったヒグマの頭蓋骨を今も倉庫に保管しています。
(隻眼のハンター 原田勝男さん)「これが俺をかじったやつです。こういうふうにして噛まれた。ガリガリガリガリって大根かじるような」
頭 をかじられながらもヒグマの口の中に腕を突っ込んで抵抗。格闘の末、原田さんは重傷、ヒグマはその場で死にました。
(隻眼のハンター 原田勝男さん)「俺とこれとの殺し合いだったんです。俺に殺された、この野郎、バカ者」
“人的被害18年ゼロの共生策”とは?
クマの脅威を誰よりも知る原田さんですが、銃を使うことはほとんどありません。代わりに考案したのが…
(隻眼のハンター 原田勝男さん)「緩衝地帯。これね。それこそゾーニングだよね。“来ちゃダメですよ”。ここまではいいけど、ここから内側に入っちゃダメですよ、願いを込めて設置するんです」
クマの生活圏と市街地の境目に「緩衝地帯」をつくり、そこに箱罠や電気柵を設置。ここから先が人里だとクマに認識させ、山から出てくるのを防いでいるのです。
人呼んで"原田式ゾーニング”。岩見沢市にはクマの生息域が多くありますが、人的被害は18年もの間出ていません。
(隻眼のハンター 原田勝男さん)「山の中に行って殺す方法は教えていない。(クマが)山にいたっていいじゃないですか、“あの人ら”は“あの人ら”で山に住む権利を持っているんですから」
(2026年1月28日放送 MBSテレビ「今田・橋下とニュースショー ガチの門!!~ニッポン、このままで大丈夫なのかSP~」より)

![[のどぬ~るぬれマスク] 【Amazon.co.jp限定】 【まとめ買い】 昼夜兼用立体 ハーブ&ユーカリの香り 3セット×4個(おまけ付き)](https://m.media-amazon.com/images/I/51Q-T7qhTGL._SL500_.jpg)
![[のどぬ~るぬれマスク] 【Amazon.co.jp限定】 【まとめ買い】 就寝立体タイプ 無香料 3セット×4個(おまけ付き)](https://m.media-amazon.com/images/I/51pV-1+GeGL._SL500_.jpg)
![[コロンブス] キレイな状態をキープ 長時間撥水 アメダス 防水・防汚スプレー420mL](https://m.media-amazon.com/images/I/31RInZEF7ZL._SL500_.jpg)







![名探偵コナン 106 絵コンテカードセット付き特装版 ([特装版コミック])](https://m.media-amazon.com/images/I/01MKUOLsA5L._SL500_.gif)