◆有村架純&瀬戸康史、七夕の願いを短冊に
原作は、2019年に『ニムロッド』で芥川賞を受賞した作家・上田岳弘による長編小説『キュー』(新潮社刊)。原爆投下の記憶を内包する少女と戦時中を生きた人物の遺伝子を受け継ぐ男の出会いを通して、戦後の日本を生きる人間が「どこから来て、これからどこへ向かうのか」という問い(=Question)を投げかける。
この日は七夕であることから、キャスト2人は短冊に書いた願いごとを発表。瀬戸は「『自分らしく穏やかに過ごす』。これは僕の人生のテーマでもあり、この『キュー』という作品のテーマの1つでもあるのかなと思って書きました」と自身の願いを説明し、「本当はもっと面白いことを書いた方がいいんでしょうけど、そういうのがいけないんだろうなと。そういうのはちょっと飾っている自分なのかなと思って、本当の気持ちを書きました」と伝えた。
一方、有村は短冊に「無事に終わりますように」と書き、「健康に、そして何事もなく舞台が無事に開幕されて、閉幕まで無事を、皆さんぜひ、ということで」とコメント。続いて笹の葉に短冊を飾り、カメラに笑顔を向けた。
心療内科医として暮らす中で、過去と現在、そして未来を繋ぐ壮大な物語へと導かれている主人公・立花徹を演じる瀬戸は、本作に向かう“ワクワクの度合い”を問われ「今は100パーセント」ときっぱり。「作品を選ぶ時に、自分が演じることが想像できなかったり、見えないというのは、僕はどっちかというとワクワクするタイプで、この『キュー』という作品はまさにそう」と語った。
◆有村架純、1人3役の舞台への出演理由
立花徹の高校時代の同級生で、前世の記憶を持つ渡辺恭子、戦時中を生きる椚節子、未来を生きる女型のRejected Peopleの3役を演じる有村は「そもそも舞台というジャンル自体が私にとっては挑戦」とした上で、「またその中で3役という、あらゆる引き出しが必要そうな難しい役どころ」と吐露した。
参加を決めるにあたっては、「正直、この物語がどういう着地点で表現されていくかというところの不透明な部分もあったんですけど、でも白井さんが、近年の時代の流れだったりとか、いろんな世界情勢だったりとか、そういったところに目を向けた時に、今、現在がその節目なんじゃないかというところを熱く語ってくださった」としつつ、「自分たちが流れていく時間と時代に、どうあるべきかというところを再確認できるような舞台になるのではないかなという風に思い、白井さんたちの思いに自分も参加させていただいた」と明かした。
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