気象庁は、関東地方でも梅雨明けを発表し、夏の到来とともに厳しい猛暑となっている。政府広報オンラインの公式X(@gov_online)が25日までに、熱中症が疑われる人を見かけた際の正しい対処法について解説した。


■熱中症が疑われる人を見かけたら

◇涼しい環境に避難させる

 めまいや大量の発汗など、軽症の熱中症症状が見られる人がいたら、すぐに風通しの良い日陰や冷房が効いている室内など、涼しい場所へ移す。涼しい場所に避難した後も、しばらくは症状が急変するおそれがあるので注意。目を離さず、一人にさせないようにする。

◇体から熱を放散させ冷やす

 衣服をゆるめたり、体に水をかけたり、ぬれタオルをあててあおいだりするなどして、体から熱を放散させ冷やす。自動販売機やコンビニで、冷えた飲料水のペットボトル、ビニール袋入りのかち割氷、氷のうなどを手に入れ、それを首の付け根の両側、脇の下、鼠径部(大腿の付け根の前面、股関節部)に広く当てて、皮膚直下を流れている血液を冷やすことも有効。軽症の場合、これでよくなることがある。

◇自力で水分補給を促す

 冷たい飲み物は胃の表面から体の熱を奪うと同時に、水分補給もできる。応答が明瞭で、意識がはっきりしているなら、冷たい飲み物を持たせて、自分で飲んでもらうようにする。大量の発汗があった場合には、汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンクなどが最適。「呼びかけや刺激に対する反応がおかしい」、「応答がない(意識障害がある)」ときには、誤って水分が気道に流れ込む可能性があるため、これらの場合には、口から水分を飲んでもらうのは禁物。すぐに病院での点滴が必要となる。

◇意識障害が見られる場合はすぐに病院に搬送する

 自力での水分の摂取ができない場合や、意識障害が見られる場合は、症状が重くなっていると考えられる。
救急車を呼ぶなど、すぐに病院に搬送する手段をとるようにする。

 「熱中症は、急速に症状が進行し、重症化します。軽症の段階で早めに異常に気づき、応急処置をすることが重要です。熱中症が疑われる人を見かけたら、落ち着いて、状況を確かめて対処しましょう」とフォロワーに呼びかけている。
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