(撮影/厚地健太郎)
■岡田真優インタビュー/「こんなにも闘志を燃やしてお芝居できる環境はありがたいと思います」
──俳優に興味を持ったきっかけは?
「小6の学芸会で死ぬ役を演じたんですが、後ろまで届くようなハキハキと大きな声で稽古をしていたら、先生に“それじゃ死ぬ前の人に見えない”と言われて。家で録画したドラマを観て、死ぬ前の人ってどんな感じなのかノートに書き出して研究して、練習して演じたら、たくさんの人に褒めてもらえたんです。人の心を動かすって素敵なことだなと感じてから、ずっと俳優さんになりたいと言い続けていました」
──そこからTSALに入所するまでの経緯を教えてください。
「中学に上がってからは“お芝居がしたい”っていうと、すごくバカにされるようになったんです。だから高校でも演技の学校に行きたいというのを隠しながら、大学の受験勉強をするフリをしていました。そして自分で学費を払うのなら、大学よりお芝居を教えてくれる専門学校に行きたいと、母親や先生に直談判して、2年制の専門学校に通いました。卒業の時、学校内オーディションで、いろんな事務所や養成所の方とお話をしたんですが、唯一トライストーンの方は甘くない現実的な言葉をくださったんです。こんなに厳しい言葉をくれるところなら、もっとお芝居を突き詰められるかもしれないと思って選びました」
──入所から約3年、ご自身の成長をどう感じていますか?
「週1回4時間ですが、濃密な芝居漬けの時間を過ごしています。周りは個性溢れる人ばかりなので、自分が普通過ぎることに焦って、お芝居するのが怖いと思うことも増えました。でもやめたいと思ったことは一度もないんです。お芝居は楽しいだけじゃできないし、苦しいことも味わわないといけない。
──ラボで学んだことが現場などで活きたと感じたことはありますか。
「台本をいただいてから次のレッスンまで、その役を1週間突き詰める時間があるんです。例えばバンドメンバーの役なら、楽器演奏の方法から調べてやってみたりすると、1週間後のレッスンで相手の言葉を受けたとき、これまで感じられなかった感情が湧いて来て、役になれたと思う瞬間が増えたので、それは現場でも活かせていると思います。映りを気にしながらでも、俯瞰で見ながらもちゃんと役の主観で動くのを意識するようになったなと思います」
──直近実現したいことや、今後の目標、少し先の大きな夢を教えてください。
「自分の好きなことだから始めたお芝居だけど、周りの人の応援のおかげで続けられているので、私がみんなに自慢してもらえるような存在になれたら恩返しになるかなと思っているんです。地上波ドラマのように、みんなの目に触れやすいものに出演して、今まで応援してくれた人たちが喜んでくれたらいいなというのが目標の一つです。あと、高校の時に映画『ちはやふる』を見て、同じ年代の人がここまでたくさんの人の心を動かせることがすごいと思ったので、私もこの人のお芝居が見られるならもうちょっと生きようかなと思ってもらえるような、誰かの支えになるような存在になりたいと思っています」
トライストーン・アクティングラボ(TSAL)は、人気・実力を兼ね備えた俳優が所属する芸能プロダクション、トライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所。演技の未経験者から、演技術の向上を目指すプロの俳優まで、幅広く門戸を開いている。講師陣は多数の俳優を指導してきたエキスパートぞろい。また、映画や舞台の製作者、監督、演出家、俳優などによる特別講義も実施している。また映画を自社製作しているのもトライストーン・エンタテイメントの特色で、TSAL生にもこれらの作品への出演の機会を提供している。

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