キッチンや洗面所で水を使うときに節約するには何をするといいか。ほとんどの人が一般的に使われているシングルレバー混合水栓で水だけを使っているつもりが、ムダなガス代を発生させているという。
ホームライフ取材班が編集した『日本人の9割が損してる コスパとタイパの残念な習慣』(青春出版社)より、紹介する――。
■8割の人が誤解している水道レバーの使い方
ひとつのレバーを左右に切り替えられるシングルレバー混合水栓。右に回せば冷たい水が出て、左に回せば温かいお湯が出る。
このシングルレバーで水だけを出したい場合、レバーをどの位置で使っているだろうか。真ん中よりも右側なら水だけが出るので、やや右寄りで使うという人は、そのたびにガス代を無駄に損している
驚くほど多くの人がカン違いしているのだが、じつはシングルレバーで水だけが出るのは、レバーが右端にあるときのみ。少しでも左に動くと給湯器が作動し、お湯が混じるようになるのだ。
東京都地球温暖化防止活動推進センターが2014年、水とお湯が切り替わるレバーの位置についてアンケートを取ったところ、64.5%の人が真ん中だと回答。
16%の人にいたっては、レバーを左端まで回して、やっとお湯が出るようになると信じていた。レバーを右端にして正しく使っているのはわずか19.5%。5人中4人もが、ひどい誤解をしていたのだ。
これから水だけを使いたいときは、必ずレバーを右端に寄せて使うようにしよう。
 
とはいえ、レバーはけっこう動きやすいものだ。右端にしているつもりでも、やや左に回っており、知らないうちに給湯器が作動することもあり得る。
こうした失敗をしそうな人は、水しか使わないとわかっている場合、給湯器の操作パネルの電源ボタンをオフにしておこう。これで、レバーはどの位置にあっても水しか出ない。
水しか出ないのは右端だけ! それ以外は給湯器が作動

■節水のための「シャワー」はコスパが悪い
夏はシャワーだけで十分と、風呂を沸かさない家庭も多いだろう。ただし、家族が複数いる場合、シャワーで済ますのは経済的ではない。
シャワーは1人平均、約17分使用するという。この間に使う水の量は約200Lで、ちょうど浴槽1杯分に当たる。
ということは、1人暮らしであっても、節水を心がけなければ、シャワーは節約にはならないわけだ。さらに家族が2~3人いれば、節水しつつシャワーを浴びても、トータルで17分を超えることのほうが多いだろう。節約を考えたら、夏でもシャワーではなく、風呂を沸かすべきだ。
また、冬でもシャワーのみ、という人もいるだろう。
この場合、浴室が寒いので、湯を出しっ放しにしがちだろうから、水道代もガス代も一層かかってしまう。
家族が複数なら、「風呂」を沸かすほうが節約に

■電気ポットの保温でいつのまにか損する
「電気ポット」はとても便利な家電製品。水を入れたら、プラグをつなぐだけで湯を沸かせ、そのまま保温もできる。では、いつでも熱い湯を使えるように、1日中、保温しているとどうなるか?
もちろん、そんなことをしたら、相当な電気代がかかってしまう。
1日のうちに湯を数回沸かして保温した場合と、使うたびに湯を沸かした場合を比べると、電気代は月に200円以上、年間では2500円余り違ってくる。一度沸騰させて、必要な分だけ使ったら、プラグを抜いておくようにしよう。
もっと光熱費の節約になるのは、ガスコンロを使うことだ。必要となる光熱費について、電気ポットを使う場合と比べると、6分の1程度まで節約できる。
保温はしないで、使うたびに湯を沸かす

■夏に冷蔵庫で設定する最適な温度
家電製品のなかでも、消費電力量が格別多いのが冷蔵庫。エアコンの2倍ほども電力を使うので、できるだけ省エネに励みたい。
年中、設定を「強」にしている人もいるだろうが、それでは必要以上の電気代を払うことになる。「強」ではなく「中」を、さらに「弱」の設定を選択すると、当然ながら電気代を節約することができる。

具体的には、気温の高い夏は「強」か「中」を選び、室温の下がる冬は「中」か「弱」に変更するといい。霜取り機能のない旧型の場合、季節による設定温度の選択の仕方が異なるので、取り扱い説明書を見てほしい。
冷蔵庫で節電するには、ドアの開閉はできるだけ少なくすること、庫内に食品を詰め込み過ぎないことなども大事。設定温度のチョイスと併せて心がけよう。
冬は省エネのため、「中」か「弱」に設定変更

■車を月に1回しか乗らないと大きな出費に
車を持っていても、日常的に運転する必要のない場合、月に1回程度しか乗らない人もいるだろう。こうした場合、ガソリン代の節約になるからいいのでは、などと思ってはいないか。
しかし、その考えは大きな間違い。ひどいトラブルを発生する可能性があり、大きな出費につながってしまうかもしれない。
まず、タイヤの同じところに荷重がかかり続けるので、タイヤ交換の時期が早くなる。ほかにも、潤滑オイルの回りが悪くなったり、ガソリンが酸化してエンジンがかからなくなったりと、いいことは何もない。
機械は定期的に動かさないと、正常な動作をしなくなる。ましてや、車は精密機械の極限のようなマシン。
最低でも2週間に1回はエンジンをかけ、月1回はそれなりの距離を走るようにしよう。
定期的に乗らないと、故障の原因に

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ホームライフ取材班(ほーむらいふしゅざいはん)

エキスパート集団

暮らしをもっと楽しく!もっと便利に!」をモットーに、日々取材を重ねているエキスパート集団。取材の対象は、料理、そうじ、片づけ、防犯など多岐にわたる。その取材力、情報網の広さには定評があり、インターネットではわからない、独自に集めたテクニックや話題を発信し続けている。

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(エキスパート集団 ホームライフ取材班)
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