カゴメから、グレープフルーツ果汁を使わず、グレープフルーツのような味わいを実現した“100%ジュース”が10月6日より発売される。同社の新ブランド「KAGOME Beyond(カゴメ ビヨンド)」の第二弾商品となる。


 近年、グレープフルーツ果汁は価格が高騰。直近10年間で輸入価格は約2倍となったほか、日本では果汁のほとんどを輸入に頼っており、輸入量も急激に減少しているという。

 そこで同社は、野菜・果実ミックスジュースの開発で培ったブレンド技術を活用。グレープフルーツ果汁を使わずに、その味わいを再現する商品『Beyond グレープフルーツを使っていないグレープフルーツ味の100%ジュース』を開発した。

 原料には、にんじん、ほうれん草、メキャベツ(プチヴェール)、ぶどう、レモンなどを使用。柑橘のようなさっぱり感を持つオーストラリア産の「黄にんじん」をベースに、皮ごと搾ったレモンでほろ苦さを加え、プチヴェールで果皮を思わせる香り、ほうれん草で心地よい余韻を表現した。

 ホワイトグレープフルーツ特有の繊細な風味を再現するため、各素材の役割を分析し、50回を超える試作を実施。葉野菜を使うことで苦みを再現すると色が濁り、香りを近づけると葉野菜特有の風味が強くなるなど、開発には試行錯誤があったという。

 同社は、グレープフルーツジュースが姿を消しつつあることを背景に、「この味わいを未来につなぎたい」との思いから開発をスタート。最終的に、ホワイトグレープフルーツの果肉からあふれた果汁をそのまま飲んでいるような味わいにたどり着いたとしている。

 「KAGOME Beyond」では、今年3月に第一弾として「Beyond オレンジを使っていないオレンジ味の100%ジュース」を発売。今回の商品では、グレープフルーツ果汁を使わずに味わいを再現することで、果汁価格の高騰や輸入量減少に対する新たな選択肢を提案する。
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