中部地域に「コミュファ光」を提供する中部テレコミュニケーション株式会社(ctc)は、地域貢献活動の一環として、通信事業者の強みを活かした『げんきのまど』プロジェクトに取り組んでいます。

「病院に入院している子どもたちに、新しい中継先を探して、新たなワクワクを届けたい!」

 プロジェクトメンバーからそのような意見が出て、私たちは新たに協力してくださる中部地域の施設を探しました。
『げんきのまど』プロジェクトに関わる社員の裏側の様子を通して、ctcの『げんきのまど』への想いをご紹介します。

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『げんきのまど』とは?

地域の病院に設置している大型モニターと通信ネットワークのことで、外の世界とつながる「窓」として、なかなか外に出ることのできない入院中のお子さまに、病院外の風景やイベントを届けています。

具体的には、水族館や動物園などからライブ中継を行い、リアルタイムにコミュニケーションを取りながら、お子さまに楽しんでもらえるイベントを実施しています。

お子さまが元気になりますようにと願いを込め、『げんきのまど』と名付けました。

げんきのまど | サステナビリティ | ctc 中部テレコミュニケーション株式会社



 2026年で『げんきのまど』プロジェクトは活動開始から12年を迎え、これまで中部地域にある21施設の皆さまにご協力いただきました。コロナ禍が明け活動再開した2022年以降は、過去からご協力してくださっている一部の施設の皆さまに引き続きお願いをしています。

 コロナ禍以降は新たな施設へ、『げんきのまど』プロジェクトへのご協力のお願いをしておりませんでしたが、今回2026年6月新たに「野外民族博物館 リトルワールド」にご協力いただき、入院中の子どもたちへ『げんきのまど』をお届けしました。

■入院中の子どもたちに、新たなワクワクを届けたい!

 2024年度からプロジェクトメンバーとして携わっていて、今回のイベントのリーダーである山守 陽太さんにお話を聞きました。

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Q:山守さんは、『げんきのまど』にどんなきっかけで関わるようになりましたか?

 業務上お客さまと直接関わる機会のない仕事をしていましたが、『げんきのまど』では直接地域の皆さまと会話することができ、通信を通じて楽しい体験を届けられる点に魅力を感じていました。『げんきのまど』は入院中の子どもたちに、外の世界とのコミュニケーションの機会を提供し、入院生活の活力になってもらうことを活動の意義としており、その想いに共感し自分も活動に参加したいと思うようになりました。

Q:新たな中継先施設を広げようと思ったのはなぜですか?

 子どもたちに、今までの『げんきのまど』とは異なる体験を届けたいと思ったからです。 『げんきのまど』を通して子どもたちにワクワクしてもらいたい、そして私自身も新しいことに挑戦してみたいという思いがありました。

 これまで、同じ病院で『げんきのまど』を開催する際は、できるだけ中継先が重ならないよう調整してきました。
しかし、長期で入院しているお子さまにとっては、過去参加した『げんきのまど』と同じ中継先になってしまう可能性があり、新たに協力先を見つけたほうが良いのではないか、と感じていました。また、現在ご協力いただいている中継先施設は、動物園や水族館などが中心であるため、子どもたちに異なる体験を届けるためには、新たに広げていく必要があると考えました。

Q:なぜリトルワールドを選んだのでしょうか?

 現在、ご協力いただいている多くの施設は、動物園や水族館であるため、別ジャンルの施設もぜひ取り入れたいと考えました。

 リトルワールドは、私自身が子どもの頃に行って楽しかった記憶があり、さらに異文化について学べる施設でもあります。たくさんの種類の展示があるため、『げんきのまど』の中継では見せ方のアイデアも広がると思い、リトルワールドに協力を依頼することにしました。

■リトルワールドで世界を旅行しよう! プロジェクトの新たな挑戦

 プロジェクトメンバーが初めて訪問した時、リトルワールドのご担当者さまは、『げんきのまど』の取り組みに快く賛同してくださり、その場でご協力いただけることが決まりました。その足で、「どんな内容で中継をしようか」と園内を散策していたところ、リトルワールドではパスポートを使ったスタンプラリーを実施していました。

 プロジェクトメンバーの岩井 菜々美さんはパスポートスタンプラリーを見て、「これが病院でもできたらな…」「病院にいても、まるで世界に行ったかのような体験をしてもらいたい!」とプロジェクトメンバーに提案し、「世界旅行」をテーマとした内容とすることに決めました。

 そして、中継の進行に合わせたパスポートを作成し、病院の子どもたちに手に持って参加してもらいました。 『げんきのまど』のテーマは、「通信を使って」「双方向のコミュニケーション」を取り、「外の世界とつながること」であり、この工夫はテーマの世界観をより強めてくれるツールになると考えていました。さらに、入院中の子どもたちに「退院後に実際にリトルワールドに行ってみたい」と思ってもらい、入院生活の活力につなげたいという想いもあります。退院後には、自分の足で体験してもらえることにもつながれば、とても嬉しく思います。

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パスポートを作成する 岩井さん

■広大な敷地とたくさんの野外展示物を30分の中継に収めるには?

 リトルワールドで世界旅行をすることがテーマと決まり、具体的な内容の検討を進めていくと、よりワクワクしてもらうためには、一方的に中継を見るだけでなく「どこの国に行きたいか」を子どもたちに選んでもらうことはどうか、と意見がでました。

 そこで、これまでの『げんきのまど』で蓄積してきたノウハウを凝縮し、病院の子どもたちとリトルワールドで、これまで以上にやり取りができる中継構成を作り上げていきました。
今回は、4台のカメラを使用しリトルワールド内の各エリアに配置しました。リトルワールドはとても広大で移動に時間がかかるため、あらかじめ4班に分かれてカメラをスイッチングさせることで、たくさんの展示物を見てもらえるようにしたことがこだわりのポイントです。

 中継の進行は、病院とリトルワールドにそれぞれいるプロジェクトメンバーで行います。子どもたちには行きたい国を選んでもらい、選ばれた国から順番に中継をつないでいくことで、まるで世界旅行をしているような体験になる企画としました。

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館内マップ出典:野外民族博物館リトルワールド

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■新たな挑戦をするための、緻密な準備

 初めて中継をつなぐ施設であり、さらに台本の構成も内容を盛りだくさんにしていました。4か所あるカメラを順番につないでいく複雑な中継構成でも、子どもたちが見ていて何の違和感もなく楽しめるように、台本の見直しやリハーサルを重ね、綿密な準備を重ねました。

 『げんきのまど』プロジェクトは、営業や、通信設備構築、ネットワークの運用保守、バックオフィスなど業種に関わらず、全社から有志で募ったメンバーで構成されています。テレビ中継などの知識があるプロではないものの、通信事業における各業務のメンバーが集まり、様々な視点での意見を交え、内容がブラッシュアップされていきました。

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会議室でリハーサルを行う様子

■1回30分の中継を2病院に実施! いよいよ迎えた本番

 綿密に準備を重ねてきた成果もあり、当日は大きなトラブルもなく病院の子どもたちと双方向にコミュニケーションを取りながら無事にイベント実施ができました。子どもたちに楽しんでもらう工夫として、リアルタイムで子どもたちに「行きたい国」を選んでもらうので、各エリアにいるメンバーはいつ自分の出番が来るのか、と少しドキドキしながら待ちました。

 リトルワールドの野外展示で、ペルー、南アフリカ、フランス、日本の4か所に分かれて、各国の建物などに関するクイズを取り入れながら中継を行いました。エリアごとに異なる雰囲気や伝統的な建物は、画面越しでもリアルに感じ取ることのできる文化であり、世界旅行の演出がぴったりとはまったのではないかと考えています。

 他にも、リトルワールドのフランス人スタッフの方に協力いただき、言語クイズなども行いました。

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ペルー担当 建物を紹介し、展示物の動物の名前を当てるクイズを行いました。


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南アフリカ担当 ンデベレという民族の家はカラフルな模様が特徴的ですが、どのような方法で模様を描いているのかクイズを行いました。

 そして、リトルワールドの魅力の1つでもある、各国の衣装をお借りしてプロジェクトメンバーが身にまとい、見た目も華やかな中継となりました。
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中継で実際に行ったクイズです。

「ンデベレ」の民族衣装は、この3つのうちどれでしょう?

答え:ンデベレ伝統衣装|民族衣装|野外民族博物館リトルワールド

■イベントリーダー山守さん 実施してみての感想

Q:『げんきのまど』イベントをリトルワールドで終えてみて、どのように感じていますか?

 イベントを実施する前の調査の段階で、様々なアイディアが浮かんできてやりたいことがたくさんありました。どれも子どもたちに喜んでもらえるのではないかと思い、捨てがたいアイディアで、凝った内容になっていたと思います。プロジェクトメンバーに『げんきのまど』の中継に対するノウハウがたまってきて、複雑な中継でもトラブルなく実施できたことに達成感を覚えました。

 『げんきのまど』のテーマである「通信を使って」「双方向のコミュニケーション」を取ることで、「外の世界とつながること」が、特に実現できた中継になり良かったと感じます。また、子どもたちからその国の挨拶が大きな声で返ってきたときには、すごく嬉しかったです。

■子どもたちに喜んでもらえたのか? 病院の反応をご紹介

 実際にいただいた反応をご紹介します。

「世界旅行とクイズ問題を出してくれたりすることが楽しかったです!」

「ボンジョルノって言えたし、楽しめることしてイベントを楽しめてありがたいです

 かんどうしました ありがとうございました」

「長い入院生活の中で非日常的なイベントがある事でワクワクしながら始まるのを待っていました。」

「プレゼントもいただけて、子供とこんな事してもらったねと楽しいイベントを振り返る思い出ができたのも嬉しかったです。」

 イベントを実施する際に、病院のお子さまやそのご家族の方々から、このような温かいお言葉をいただくことがあります。『げんきのまど』はctcの強みである通信を使ったイベントですが、実施にあたっては病院のスタッフさまや中継先施設の皆さまのご協力により成り立っています。中部地域の企業として、地域の皆さまとこのように連携を取りながら地域に貢献していけることに、感謝の気持ちを持って今後も取り組んでまいります。

■おわりに

 私たちctcのパーパスは、「いつもの暮らしとビジネスに、新しい出会いと新しい”いつも”をつなぐ」ことです。入院生活に、外の世界との出会いという「新しいいつも」を届けるという、パーパスの思いを形にした1つである『げんきのまど』は、通信の力で子どもたちの笑顔を、未来へとつないでいきます。


関連リンク

  • げんきのまど
https://csr.ctc.co.jp/genkinomado/

  • 野外民族博物館 リトルワールド
https://www.littleworld.jp/
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