◆第40回セントウルS・G2(9月6日、阪神競馬場・芝1200メートル=1着馬にスプリンターズSの優先出走権)追い切り=9月4日、阪神競馬場

 サマースプリント最終第6戦、第40回セントウルS・G2に香港から参戦するファストネットワーク(セン6歳、C・イプ厩舎、父ロート)が阪神競馬場の芝コースで当週追いを行った。

 1日の火曜日にもゲートから、追い切りを敢行。

この日も終始落ち着いた様子で、降雨による稍重の馬場も苦にせず、向こう正面から徐々に加速を開始した。内ラチから一頭分あけて迎えた直線は、坂、コースを確かめるように力強い脚取りで駆け抜けた。C・イプ調教師は「私の見る限りではここも環境も素晴らしいですし、馬も慣れてきました。香港にいるときと変わらず、馬もリラックスしています。坂も大丈夫でしたね」と手応えを深めた様子だった。

 香港のスプリント戦線には現在20連勝中の絶対王者カーインライジングがいる。前走のチェアマンズSPでも同馬の4着に敗れているが、トレーナーは「カーインライジングはすごく強い馬で勝てませんね。海外経験を積ませるためにも、慣れるのは大切と考えて日本を選択しました」と、参戦の意図を説明した。

 また今回、コンビを組むのはJRAG1・7勝を挙げる豪州の名手ダミアン・レーン騎手。「日本のレースに申し込んだ後に、彼のエージェントが電話をしてきてくれました。オーナーと相談して、依頼させていただいた。今のところは中山も騎乗してもらう予定です」と、続戦予定のスプリンターズS・G1(9月27日、中山競馬場・芝1200メートル)でも手綱を託すことを明かした。

 会見内では日本と香港の相違点は向こう正面と最後の直線の距離。坂の有無と説明した。細かく熟知しているなかで「ファストネットワークは大丈夫。一番大事なのは馬のコンディションです」ときっぱり。また、道中のポジションについては枠次第と一貫していたが、「出来れば内枠がいいですね」と語った。「もちろんG1も勝って、2つのタイトルを取って香港へ帰りたいです」と指揮官。前哨戦から臨む珍しいローテだが、本番へ向けてここで勢いづけたい。

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