◆プロボクシング・ダブル世界戦 ▽WBA世界ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定戦12回戦 石井武志―ウィルフレド・メンデス▽WBA世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定戦12回戦 吉良大弥―カルロス・カニサレス(9月2日、横浜BUNTAI)

 ダブル世界戦が行われ、セミファイナルのWBA世界ミニマム級王座決定戦で、同級1位の石井武志(26)=大橋=が、同級2位ウィルフレド・メンデス(29)=プエルトリコ=に1回1分5秒、KO勝ちした。65秒での世界戦勝利は日本ボクシング史上最速。

これまでの世界戦での日本選手の最速勝利だった2018年10月7日、WBA世界バンタム級タイトルマッチでの井上尚弥の1回1分10秒KO勝ち(対フアンカルロス・パヤノ=ドミニカ共和国)の記録を塗り替えた。

 大橋ジムでは川嶋勝重、八重樫東、井上尚弥、井上拓真、武居由樹に続き6人目の世界王者が誕生。同日に東京・後楽園ホールで執り行われた故・ガッツ石松さんの「お別れの会」に参列した大橋ジムの大橋秀行会長は、ヨネクラジムの先輩だったガッツさんの祭壇に向かい「偶然にもきょう世界戦があります。天国から温かく見守って応援してください」とお別れの言葉をかけてから、世界戦会場の横浜BUNTAIに移動していた。

 試合は開始ゴングと同時に石井が猛攻。いきなり左ボディーをねじこみ、グラリとかたむいたメンデスに最後は、右フックの大砲をぶっぱなした。メンデスはダウン。10カウント内に立ち上がれず終了ゴングが打ち鳴らされた。

 記者会見で、大橋会長は「ボディーブローだったり、尚弥のKO最短記録を塗り替えたり、ガッツさんが降りてきたとしか思えない」と驚いていた。

 

 

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