米・オハイオ州出身のポストハードコアバンドSoftspokenが2年ぶりのジャパンツアーを行った。東京2箇所と大阪と名古屋を回った今回は、前回以上にパワフルで楽しさに満ちたステージングで新旧のファンを喜ばせた。
この違いの背景には、移動トラブルやロストバゲージなどに見舞われた前回とは打って変わって、何事もなく入国することができた幸運もあるだろう。だが、それ以上に大きいのはバンド編成の変化だ。クリス(Gt.)とサム(Vo.)はそのままだが、前回残念ながら来日が叶わなかったディラン(Ba.)が初参加。そして、前回はサポートメンバーとして参加したロビー(Gt.)が正式メンバーとして帰ってきた上に、脱退したケビンの穴を埋めるべく、かつてSoftspokenでドラムを叩いていたオースティン(Dr.)がサポートメンバーを務めたのである。

これが3度目となるインタビューだが、彼らの間には常に温かな空気が流れているのを感じる。今回、その温かさの源泉を探ってみたのだが、彼らの根っこにあるのはピュアなファミリー感だった。

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―ウェルカムバック! サムとクリスは約1年ぶりの日本ですが、Softspokenのジャパンツアーとしては約2年ぶりです。まだツアー開始前ですけど、前回と比べて気分は違いますか?

サム:前回は初めてだったから緊張がすごくて。でも、今回は自分を落ち着かせる方法もわかってきたし、興奮はしてるけど上手くコントロールできてる感じかな。よく眠れたし、リズムも掴めてきた。新しい会場でのライブも楽しみだね。

クリス:前回のツアーから今回にかけて、日本でのプレゼンスを高めるためにかなり力を入れていて。
ファンとのやりとりだったり、マーケティングだったり。だから実際に日本に来て、どんな結果が出ているか見るのが楽しみです。もちろん、新しいファンの前でライブできることもね。ファンベースは確実に広がってると感じてます。

―以前のインタビューでは、次はもっと余裕のあるスケジュールにしたいとおっしゃっていたと思うんですがどうですか?

クリス:前回よりはマシですよ。前回は移動トラブルで1日飛んじゃって、荷物もなくなったし本当に焦ってしまって。今回はトラブルなしで来れて昨日は丸1日余裕があったし、今日も1日空いてて、オフも1日ある。

サム:パーフェクトだよ。いい感じにはまってる。

―前回、残念ながらディランは来られなくて、今回ようやく初来日です。今のところ日本はどうですか?

ディラン:正直、フライトはちょっとしんどかった。国際線に乗ること自体が初めてだったから、11時間半のフライトなんてちょっと違う感覚で。
でも、こっちに着いてから景色とかいろいろ見て回って、感情がめちゃくちゃいろいろ動いたね。楽しくて、カッコよくて、テンションが上がった! いろんなものを見て、食べて、飲んで、人と会って。とにかく楽しいです。

―もうすでにあちこち動き回ってるんですか?

ディラン:昨日、ホテルに着いた瞬間に荷物だけ置いてすぐ出かけたよ。チュロスとか食べて、ビールも飲んで。雰囲気に溶け込んでたね。昨日は初めてカプセルホテルに泊まったんだけど、独特でカッコよかった。

―ロビーは前回、サポートメンバーとして来日して、今回は正式メンバーとしての参加です。前回は、ジャパンツアーのために1カ月で曲を全部覚えて臨んだんですよね? しかも、Softspokenとしての初ライブが日本だったという。かなりハードだったと思いますが、振り返ってみてどうでしたか?

ロビー:正直、最高の経験だったね。自分のプレイには自信があったから、セットを覚えるのはそんなに大変じゃなかったよ。それ以上に、ずっと尊敬してたバンドのメンバーと一緒にプレイできるっていうのがただただ楽しくて。
最高の時間だった。

―前回のツアーを経て、Softspokenに加入したいと思えたのはなぜですか?

ロビー:みんなと一緒にいて、彼らのやってることを見て、みんながどれだけの情熱を持ってこのバンドに取り組んでいるのかという姿勢に打たれて、「この旅を一緒にやっていきたい」って思ったんだよ。ひと言でいえば、音楽への情熱、それに尽きるね。

ディラン:ロビーは加入する1年ぐらい前から、別のバンドで活動しながら、僕たちのライブにも来て手伝ってくれたりしてたんだよ。そうしていく中で、プロとしても友人としてもいい関係が築けたんだ。

―ロビーの目から見て、Softspokenってどういうバンドですか?

ロビー:ファミリーだね。すごく長い時間このバンドを続けていて、サムとクリスの付き合いも長いし、自分がメンバーになってからは、「もう、これはミュージシャンのファミリーだ」って感じてるよ。

―そこまで思えたのは何かきっかけがあったんですか? それとも加入前からの関係性がそういう感情を築いていったんでしょうか。

ロビー:ジャパンツアーの後だと思う。いろいろなことがあったけど結局うまくいって、そのときに「あ、これは噛み合ってるな」って。

―この間、ドラマーのケビンの脱退という残念なニュースもありました。この経緯について話してもらうことはできますか?

サム:ケビンのことは大好きなんだけど、彼の人生が僕たちとは少し違うフェーズに入ったというか、気持ちが変わったんだと思う。
普段の仕事が変わって、家族や子どもたちと時間を過ごすようになって。彼も前からいずれ離れることをなんとなく口にはしていたし、僕たちも別れの日がくることはわかってたんだ。

クリス:彼は自分のビジネスを持ってて、ツアー中もそのストレスがあって、そこに人生の変化が重なって、って感じでしたね。

ディラン:でも、今でも仲はいいよ。

サム:いつも冗談で「いつ戻ってくんの?」って言ってるくらい(笑)。でもオースティンのことも大好きだし、今もすごく安心できる。

ディラン:ドラムも上手いし、いいヤツだよ。

―オースティンは昔からの知り合いなんですか?

オースティン:実は、コロナ前の2018年から2020年頃の2年間、僕もSoftspokenにいたんだよ。でも、ちょうど音楽業界がしんどくなってきた時期だったし、ライブもどんどんキャンセルになって、お金がなくなって借金を抱えてしまって。だから、生活のためにバンドとは別のことをやらないといけなかったんだ。やめた理由はそれだけだったから本当に嫌だった。だって、僕が初めて経験したツアーはクリスとサムと一緒だったから。
ウォルマートの駐車場で寝たりしてさ(笑)。

クリス:あの頃はきつかったよな。お前がいない間に少しはマシになったぞ(笑)。

オースティン:寒い日の夜に3人のことを起こさないように彼らの体をまたいでトイレに行ったのを今でも覚えてるよ。車の窓には霜が降りててさ、みんなじわじわ死にそうになってた(笑)。今でもそういう話はよくするし、最高の思い出だよ。

―元メンバーだったんですね。じゃあ、ホームに帰ってきたような感覚?

クリス:まあ、今はサポートって感じではあるんだけど。

オースティン:この先のことは、人生が運んでくれるものを見てって感じだね。でも、離れてた期間もあっという間だったし、また戻ってきた感じがする。

クリス:ロビーも言ってたけど、僕たちはファミリーみたいな感覚なんですよ。だから、もしオースティンがツアーに参加できなかったとしたらケビンに声をかけてただろうし。


サム:ケビンが離れていくのは寂しかったけど、完全にいなくなったわけじゃないと思ってるんだ。

―オースティンは客観的な立場でSoftspokenを見続けてきていると思うんですが、外から見ていてSoftspokenはどう変化したと思いますか?

オースティン:ディランを迎えてからライブのクオリティが上がったと思ったし、ロビーが入ってからはさらに引き締まった感じがする。5~6年前と比べて、よりタイトになってる。それでいてファミリー感は変わらないんだよ。クリスとサムのことはコロナ禍もずっと頭の片隅にあって、「この2人はきっと最後までやり続ける、Softspokenは絶対になくならない」って確信があった。前のギタリストが抜けたときも、ケビンが少しずつフェードアウトしていくのが見えたときも、「彼らは絶対に前へ進んでいく」と思ってた。この2人への信頼があるから。本当に見てて楽しいよ。

―今の話を聞いて改めて感じたんですけど、Softspokenって他のバンドとちょっと違って、ビジネスっぽさがそこまで強くないというか、本当に仲間たちでやってるって感じがするんですよね。今ここにいる5人だけでなく、去っていったケビンや僕が知らない人たちも含めてSoftspokenという存在が成り立ってるのかなと。

ディラン:まさにそうだね。うまい言い方だと思う。

クリス:実際、サムが入る前のオリジナルメンバーとは今でも連絡を取り合ってたりするし。メンバーが抜けるときって彼女と別れる感覚に似てると思ってて、しばらくちょっと気まずくて、そのうちどうにかなってくる(笑)。もちろん、ビジネスの部分もあって、意見が食い違ったことでお互い距離を取って頭を冷やすこともある。でもやっぱり、好きでやってることだから、そのエネルギーを大事にしたいんですよね。

サム:それが一番大事なことだよ。

―皆さんにとっては普通かもしれないですけど、そういった空気をバンド内で保ち続けることはなかなか難しいと思うんです。何がSoftspokenをいい状態に保っているんだと思いますか?

クリス:一番大事なのはコミュニケーションだと思います。もちろん、うまくいかない時期もあったけど、自分の考えをいったん脇に置いて、相手がどういう人間なのかを理解しようとする姿勢が大事。議論になると、ディランが間に入って調整役になったりすることもあるし、基本的にはみんないい大人だからちゃんと話し合う。

サム:あとは、情熱を共有することだね。みんなが同じページにいて、同じ方向を向いてる。ロビーもそう。そういう仲間がいるからうまくいってるんだと思う。

―でも、バンドシーンってその”いい大人”が揉め事を起こしたりするもので。きっと、皆さんの人柄がいいんでしょうね。

ディラン:ありがとう。でもやんちゃな時はやんちゃだよ(笑)。”ワイルドカード”って感じ。

クリス:ワイルドカードっていうのはグループの中で予想外のことをするヤツのことで、Softspokenでいうとサムなんだけど(笑)。

―あはは! 去年は「Martyr」と『Candyland Sessions』がCDリリースされましたが、反響はいかがでしたか?

クリス:すごくよかったと思います。「Martyr」は日本でも反応がよかったですね。『Candyland Sessions』は「Martyr」と同じ規模で推してたわけじゃなく、ファン向けのちょっとしたボーナス的な感じではあったんですけど、アメリカではすごく好評でした。

―「Martyr」はデラックス・エディションもリリースされました。各曲のインストバージョンに加え、全曲でコラボに挑戦するという面白い企画でした。この狙いはどこにあったんでしょう?

クリス:2つ理由があって、ひとつはビジネス的な理由。新しい曲を書いてる間に何かリリースしておきたかったんです。クリエイティブ面でいうと、サムの声やメロディはもちろんだけど、ギターも聴いてほしい曲がたくさんあって、インストとして届けることで演奏部分も楽しんでもらえると思ったんです。

―コラボに関してはどうですか?

クリス:コラボは、仲のいいバンドや自分のレーベルの所属アーティストたちにお願いしました。みんなリスペクトしてる人たちだから、彼らのアプローチで聴かせてもらえるのが面白くて。特に気に入ってるのはThe Wise Mans Fearとコラボした「Oblivion」ですね。

サム:あのメロディ、気に入りすぎてライブでも歌ってるぐらいだよ。自分で思いつきたかった(笑)。

クリス:あと、コラボはビジネス的にも狙いがあって、SpotifyやAppleで2バンドのファンにリーチできるから数字にも効くんですよね。

―今年4月には、10年前にクリスが最初に作った曲「Shorelines」を「Shorelines Redux」として再録リリースしていますよね。最初はなんでかなと思いましたが、先ほどの話を聞いて納得がいきました。バンドとして変わらぬ気持ちがあるからこそ、今再びこの曲と向き合えたのかなと。

クリス:そうなんですよ。僕はあの時代から唯一残ってるメンバーで、オリジナル版には最初のボーカルの声が入ってるんですよ。今回、結成10年という節目をお祝いしたい気持ちもあったし、サムの声とディランの声をこの曲に入れたくて。今の自分たちの力で、バンドのスタートに敬意を払って楽曲を捉え直す、みたいな。「Shorelines Redux」を出したときには、元ボーカルと元ギタリストに「元気にしてるか? 新バージョンを出したよ」って連絡したりして。

―ああ、いい話ですね。10年前と今とで、歌詞の捉え方も変化しているんじゃないですか? <follow the path that you choose right in front of you>というラインの<path>が意味するものなんて特に。

クリス:鋭いですね。この曲を書いた頃、僕たちはまだ駆け出しで、何もわかってなかった。これは音楽に専念することについて書いた曲だったんですよ。そして、10年後の今もそれを続けてるっていう。この間、この曲の意味は少し変わってきてて、自分への問いかけじゃなくなっていて、僕らはもう、その道の上にいるんです。

―10年後の今もこの曲を堂々と歌えるって、素晴らしいことだと思います。

クリス:ありがとうございます。でも、元々はサムのボーカルじゃなかったから、しばらくの間この曲は演奏してなかったんですよ。それがこの曲を今の自分たちのものにしたかった主な理由で。あと前回のジャパンツアーで、ファンから「『DEAF PERCEPTION』の曲はやらないの? 『Pathways』は?」ってよく聞かれて、それで「入れてもいいかも」って思ったんです。

―日本のファンに背中を押された部分も大きいんですね。

クリス:そうですね。でも、昔の曲を求めてくれるファンが何人もいてちょっと驚きました。昔の曲を復活させるのは大変で、オースティン以外はみんな自分で作ったパートじゃない部分があるから、改めて覚え直したりしてました。でもみんな本当に上手くて助かりましたね。

―録り直す上で、何を意識しましたか?

クリス:同じ曲でありながら、今の自分たちをちゃんと反映させたかった。技術的な話をすると、チューニングを変えて、ギターのリードも少し現代的にしました。コピペじゃなく、今の自分たちらしく聴こえるように。

ディラン:あと、サムがいろんなボーカルメロディを加えてくれて、スクリームも原曲とは違う場所に追加したり、昔の曲の雰囲気を残しつつ、今の自分たちのものにしたって感じかな。

―サムは歌ってみてどうでしたか?

サム:難しい曲なんだよ、これ。でも楽しかった。大好きな曲だし、違うメロディにするのも楽しかったし、スクリームもディランと一緒にやれたんだ。ディランの声を聴けて興奮したファンもたくさんいたと思う。

―他に録り直したい曲はありますか?

クリス:来年3月に「Pathways」がリリース10周年を迎えるから、また同じようなことをやるつもりです。でも、新しい音楽もたくさん作ってますよ。

―今作ってる曲は、これまでと違うアプローチなのか、それともこれまでの路線を踏襲してるのか、どんなものになっていますか?

サム:どっちも、って感じ。「Martyr」の雰囲気を引き継いでるけど、さらに進化してて、ボーカルのアプローチも変えたり、カッコいいことをいろいろ試してるよ。1曲めちゃくちゃヘヴィな曲があって、これまでの自分たちには全くなかったタイプの曲になってるよ。

クリス:Softspokenらしく、でもちょっとリスキーに攻めてみようというのが目標で。「あ、Softspokenだ」じゃなくて「え、これがSoftspokenなのか!」って言わせたい感じ。サムが今話してた曲は本当にブルータルですよ。

サム:ファンに刺さるかどうかはわからないけど、俺はもっとスクリームしたいんだよ(笑)。楽しいし、会場が盛り上がるし。

―その中の1曲だと思いますが、7月21日にはYOSH(Survive Said The Prophet)とのコライト曲「Omni」のリリースが控えています。どんな曲になりましたか?

クリス:去年の夏にサムとケビンと僕でYOSHさんのところに行って、一緒に6曲書いたんですよ。今回リリースする曲はそのうちのひとつで、純粋でまっすぐな気持ちから生まれる、一途な愛についての曲です。自分を幸せにしてくれるものだけを大切にして生きよう、というメッセージも込められています。夢や大切な人を追いかけたいのに、不安や怖さで一歩を踏み出せない、でも最後には勇気を出して心を開き、自分が「生きている」と感じられるものを信じて飛び込もう、と背中を押してくれる曲になったと思います。

ディラン:ポップさもあるけどヘヴィな部分もあって、ブレイクダウンもひとつある。あらゆる人が入り込める曲だと思うよ。

サム:フックが強いよな。

ディラン:そうそう、サムの声がキャッチーで本当にいいんだよ。

―YOSHさんとのセッションはどうでしたか?

サム:YOSHさんは本当に面白くて最高だよ。ふざけながらも楽しく作業できたし、めちゃくちゃ才能のあるシンガー。俺はいつもプロデューサーと仕事をするたびにオープンマインドでいるようにしてるんだけど、このセッションでも本当に大事なことを学べたと思う。

クリス:YOSHさんのアプローチはポップ寄りで、それはまさに僕たちの求めてたものだったんですよ。コーラスとかでは特に彼のインプットが活きてると思います。

―地元のミュージシャンではなく、日本のアーティストとのコライトというのは大きな決断だったと思います。どうやって実現したんでしょう?

クリス:きっかけはアメリカでの対バンで。彼らと一緒に回ってる間にすごくいい関係になって、YOSHさんが「バンドのプロデュースをやってみたい、アメリカのバンドとも仕事したい」って話してくれたんです。それが「新しいアルバムでは新しいことを試したい」という僕たちのゴールとうまく重なって、僕たちは日本を大事にしたい気持ちもあったから、それを曲作りに取り込めたらと思ったんです。

―録音した6曲がすべて姿を見せるのはいつ頃になりそうですか?

クリス:6曲に4曲プラスして、10曲のフルアルバムになる予定です。リリースはまだ決まってなくて、おそらく来年かな。7月からはさらに新曲の作業を始める予定です。

―クリスは音楽業界の裏方の仕事もしていて、マーケティングなども得意としているし、バンドマンとしては特殊な存在だと思います。そういうクリスの発想や彼が示す方向性に対して、他のメンバーはどう感じているんですか?

ディラン:「Blessing(祝福)」って呼んでるよ(笑)。本当にいてくれてよかった。たいていのことは解決してくれるし、できないときはみんなで一緒に考えるんだけど、そういうことはあんまり起こらない。

サム:ファミリーの話に戻るんだけど、このバンドはクリスのものでも、俺のものでもなくて、みんなのものでありたいっていう気持ちがいつもあるんだよ。クリスもその考え方を大事にしてくれてるから、まずは僕たちにアイデアを出させてくれて、全部微妙だったら「自分でやる」ってなるんだけど(笑)、少なくとも最初に意見を出す機会をもらえるんだ。

クリス:あまりコントロールしすぎないようにしてるんです。アイデアはいつも浮かんでくるし、中には突拍子もないのもあって、夜中の3時に「ちょっと聞いてくれ!」ってなることもある(笑)。自分の考えを整理するためにはみんなからのリアクションが必要なんですよ。まあ、意見を言われたら言われたで「いらん!」ってなることもあるし、「あ、それいいね」ってなることもある(笑)。でも、みんなにもそれぞれ得意なことがあって、ディランには幅広い人脈があって僕らが知らないような情報を持ってきてくれるし、それがチャンスにつながったりする。SNSに関するいいアイデアも持ってるね。サムはすごく社交的だから人との交流を任せられる。ロビーはクリエイティブ面でサポートしてくれるし、オースティンは8000ドルのカメラを持ってる。それが今回彼がここにいる理由(笑)。

―最後になりますが、オースティンは初めての日本で何がしたいですか?

オースティン:自分の世代の欧米人にとっては特に、映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』は東京を好きになる大きなきっかけなんだよ。僕は映画のロケ地を巡るのが好きで、昨日、渋谷のスクランブル交差点に行ったときも、「ここがあのシーンを撮ったところだ!」って(笑)。ほかにもいろんな文化を体験したいな。ずっと日本に来たかったから、今回のツアーに声をかけてもらえたのが現実じゃない気がするよ。

―まさかそこまで強い気持ちがあったとは(笑)。

オースティン:だから、仕事を休むために上司に話をしたら「繁忙期に休ませられない」って言われたんだけど、「お願いしてるんじゃないです、報告してるんです」って言ったよ(笑)。「許可しないならもっと長い間会社に来ないことになりますよ」って(笑)。

ディラン:今朝、オースティンが「3年ビザを取るのはどう?」って真剣に聞いてきたし、コイツはもう腹が決まってるんだよ(笑)。

<リリース情報>

Softspokenが語る、情熱で繋がる「ファミリー」の絆、10周年の現在地


Softspoken
「Omni」
2026年7月21日デジタルリリース
https://ss.trffm.co/omni

■クリス コメント
Omni is about an obsessive love born from entirely pure, genuine intentions, and promising yourself to only focus on the things in life that bring you joy. It captures the push-and-pull of chasing a calling, or a person, when fear makes us hesitant to take the leap. Its an invitation to step out of the corner, drop your defenses, and trust the fall into something that makes you feel alive.「Omni」は純粋でまっすぐな気持ちから生まれる、一途な愛についての曲です。そして、自分を幸せにしてくれるものだけを大切にして生きよう、というメッセージも込められています。夢や大切な人を追いかけたいのに、不安や怖さで一歩を踏み出せない気持ちも描いています。でも最後は、勇気を出して心を開き、自分が「生きている」と感じられるものを信じて飛び込もう、と背中を押してくれる曲です。
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