エドワーズ氏は2011年にクラブの分析部門の責任者としてリヴァプールに加わると、2016年にスポーツディレクターに昇格。モハメド・サラーやアンドリュー・ロバートソン、アリソンらの獲得に尽力し、ユルゲン・クロップ元監督時代の黄金期をフロントから作り上げた。その後、クロップ氏との確執も噂される中で2022年夏に一度クラブを離れたものの、2024年3月に以前よりも大きな権限を与えられる形でサッカー部門のCEOとして復帰を果たしていた。
復帰後のエドワーズ氏は、近年のフットボール界のトレンドでもあったマルチ・クラブ・オーナーシップ(MCO)への進出を目指した。一時はヘタフェやボルドーの買収にに動いていることも報じられていたが、昨年に入りその計画は棚上げとなっていた。
エドワーズ氏の契約は2027年6月30日まで残されているものの、同氏は退任を表明。これを受けて、FSGのマイク・ゴードン社長は「彼は2つの期間を通して、卓越した判断力、誠実さ、そして長期的な視点に立った強固なサッカー組織の構築に対する揺るぎない献身を一貫して示してきました」と感謝の意を述べている。
また、イギリス人ジャーナリストのベン・ジェイコブ氏は、エドワーズ氏の退任理由について、「FSGがサッカー部門を拡大しないことが明らかになった昨年秋に、退任する意向を伝えた」と報道。同氏のリヴァプールへの2度目の復帰は「新クラブの買収を推進すること」が大きなモチベーションであったとし、MCO計画の頓挫が今回の辞任につながったとの見解を示している。
また、現在SDを務めるリチャード・ヒューズ氏もエドワーズ氏同様に翌夏まで契約を残しているが、今夏の移籍市場終了後にサウジアラビアのアル・ヒラルへ移る可能性が伝えられている。

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