クアンサーは5日に行われたFIFAワールドカップ2026・ラウンド16のメキシコ代表戦に右サイドバック(SB)として先発出場したが、52分にスライディングタックルを敢行した際に足裏がヘスス・ガジャルドのすねを捉えてしまい、オンフィールド・レビューの結果、一発退場となった。
今大会では決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦でレッドカードを提示されたアメリカ代表FWフォラリン・バログン(モナコ/フランス)の出場停止処分に1年間の猶予が与えられ、同選手がラウンド16のベルギー代表戦に出場した事例もあったなか、クアンサーには自動的な1試合の出場停止に加え、重大な反則プレーに該当することから、追加の1試合出場停止処分が下された。
バログンのケースとは違う決断が下されたことに多くの非難の声が上がり、特にアメリカのドナルド・トランプ大統領やホワイトハウス当局者が、バログンの処分に関してFIFAに働きかけを行っていたことも明らかになったことで、批判はさらに強まっていた。
そうしたなか、『BBC』のスポーツ編集長ダン・ロアン氏が、11日に行われたW杯準々決勝のイングランド代表とノルウェー代表の一戦に訪れたFIFA規律委員会のモハンマド・アル・カマリ委員長にクアンサーの件を質問したという。
「バログンの出場停止処分について、またその処分を取り消すようFIFA会長から要請があったかどうかについて、お聞きしてもよろしいでしょうか?」、「それについて何かお話しいただけることはありますか?」、「なぜジャレル・クアンサー選手が2試合の出場停止処分を受けたのかについて、何かお話しいただけませんか?」、「この件がどのように報じられているかについて、何かコメントをいただけますか?」、「何か一言でも、おっしゃっていただけませんか?」
しかし、これらの質問にアル・カマリ委員長は一つも回答しなかったことが伝えられている。

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