本作は、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)で、愛する人たちを守るため「世界中の人々から自分の記憶を消す」という決断を下したピーター・パーカーの新たな物語。誰からも忘れられた世界で孤独に戦い続けるピーターが、新たな能力と脅威に立ち向かう。
劇中では、ピーターが科学的な専門用語を次々と口にするシーンが登場するが、その多くはトム自身のアドリブだという。
トムは、そのきっかけとなった出来事を振り返り、「『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を撮影していた頃、ダウニーがサポートAIのジャーヴィスと話すシーンを見たんです。その時に専門用語を話していたので、『台本に書いてあるの?』と聞いたら『いや、アドリブで適当に話しているんだよ。大事なのはせりふを読むことではなく、即興で話しているように見せることだ』と言われて衝撃を受けました」と明かす。
その教えを受け、「それ以来、“賢く聞こえるアドリブ”を練習するようになった」と語り、新作でもその経験を生かしたという。
今度はMJ役のゼンデイヤが証言する。「彼は機械に向かって専門用語を話す賢いピーター・パーカーを見事に演じていました。撮影後に『台本に書いてあったの?』と聞くと、『いや、即興だよ』と言うので驚きました」と、その演技を絶賛した。
トムは以前からダウニーについて、「僕の人生におけるダウニーは、ピーター・パーカーにとってのトニー・スタークと同じくらい特別な存在」と語っており、演技だけでなく、撮影現場での振る舞いやスタッフへの接し方など、多くを学んだ“メンター”だと明かしてきた。
一方のダウニーも「彼は本当に素晴らしいスパイダーマンだ」とトムを高く評価し、MCUを代表するヒーローへと成長する姿を見守ってきた。
トムは今後について、「どんな形になるかは分からないけど、ロバート・ダウニー・Jr.が僕にしてくれたように、次の章の土台作りに携わりたい。それができたら、僕は夕日に向かって飛び立つだけでも満足だよ」とコメント。恩師から受け継いだ演技哲学と、10年以上にわたり培ってきた経験が融合した新たなスパイダーマンの活躍に期待は高まるばかりだ。
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