セビージャは11日、FWイサーク・ロメロが背番号『16』を継承することを発表した。

 故人が残した“遺産”が生え抜きの26歳に受け継がれる。
セビリスモの具現とも言える『16』という数字は、かつてクラブでの将来を嘱望されたアントニオ・プエルタ氏が背負っていた。しかし2007年、試合中の心臓発作で倒れた同氏は、搬送先の病院で帰らぬ人となった。22歳だった。それ以来、ラ・リーガでは永久欠番が事実上不可能となっているため、背番号『16』はプエルタ氏と同様にカンテラ(下部組織)出身の選手の間で継承を繰り返しており、とりわけ同じ釜の飯を食ったヘスス・ナバス氏が、その代名詞となっている。なおスペイン代表では、同じく戦友のセルヒオ・ラモス氏が、プエルタ氏が代表デビュー時につけた『15』を長年背負っていた。

 そして今夏、現16番のフアンルがボーンマスへと移籍したことで、空位となった背番号の継承先に注目が集まったなか、イサーク・ロメロが着用することが決定。2000年5月18日生まれの26歳は、セビージャのカンテラにおける最年少カテゴリーなどでプレーした後、一度クラブを離れたものの、2019年に再入団。そして2024年1月にトップチームデビューを果たすと、センセーショナルな活躍を見せた。2年目以降はケガやチーム状況にも影響されてか、若干伸び悩んでいるのも事実だが、期待の意味も込みで「アントニオ・プエルタの遺産」を託されたのだ。

「異なる世代の選手たちを結びつけてきた伝統」を新たに受け継いだイサーク・ロメロの、新シーズンの活躍に期待しよう。
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