◆第108回全国高校野球選手権東東京大会 ▽3回戦 安田学園7×―0立教池袋=7回コールド=(13日・大田スタジアム)

 巨人・橋上秀樹監督代行の母校である安田学園が立教池袋を7―0の7回コールドで下し、4回戦進出を決めた。試合後には、橋上秀樹監督代行から激励の色紙が届くサプライズもあった。

 エース・佐原丈慈(2年)が「3番・投手」で先発出場。7回を5安打に抑え、6三振を奪う完封勝利。打席では3―0で迎えた5回に、甘く入ったスライダーを捉え、左翼へ本塁打を放って見せた。

 二刀流の活躍でチームを勝利に導き、「1個1個勝っていこうという気持ちでやってきたので、初戦を勝ててうれしい」と、白い歯を見せた。

 橋上イズムを感じる若手起用が功を奏した。エースとバッテリーを組んだのは、この日が初の公式戦となった後藤結大(1年)。記念すべき初陣でいきなり「4番・捕手」で起用。「正直びっくりした」と目を丸くしつつも、好リードで立教池袋打線に得点を与えず、打席では5回に初安打を記録すると、7回にはコールド勝ちにつなげる四球も選んだ。

 大役を終えた後藤は「1年生なので任された打順で精いっぱい仕事をするだけだと思っていた。平常心で挑めた」と頼もしく振り返った。

 正捕手には佐原から指名した。「すごくしっかりしている。

野球も私生活もきっちりちゃんとやっている。すごく頼もしい後輩。自分の投球はまだまだレベルが低いので、後藤にしっかりリードしてもらってる。信頼して任せています」。先輩からの褒め言葉に、後藤も「こんなに良い投手をリードすることはなかった。私生活も気にかけてくれるので、とても過ごしやすい。一緒にいて頑張れる先輩です」と、照れくさそうに答えた。

 後藤は入学早々に行われた新入生あいさつの際に「甲子園に出る」と宣言したという。3年生の前で堂々と胸を張る姿に、会田勇気監督も「(練習に)取り組む姿勢や意識が、他の同級生と比べて、2、3年生と遜色がない。佐原と共に、今後の安田学園を背負っていく選手。期待も込めて4番にした」と太鼓判を押す。

 次戦は16日、多摩大目黒と城東の勝者との4回戦を迎える。

「先輩方と少しでも長い夏を過ごしたい。1年生らしく、がむしゃらにいく。一戦一戦を佐原さんと一緒に勝ち切れれば」と拳を握った後藤。1、2年生バッテリーが東東京大会を駆け抜ける。

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