映画『ガス人間第一号』をリブートしたNetflixシリーズ『ガス人間』が、7月2日から独占配信を開始した。1話目冒頭から、ガス人間(UTA)によって佐野久伍(モーリー・ロバートソン)が空中で爆散するシーンが見られ、『ドラゴンボール』でフリーザがクリリンを殺したときを彷彿とさせる、“ネトフリらしい”派手な演出からの幕開け。
さらには、小栗旬・蒼井優のダブル主演に加え、広瀬すず、林遣都、そして本作で俳優デビューを飾ったUTAなど、若手・中堅のキャストも作品の面白さを押し上げている。
注目ポイントが多い内容ではあるが、個人的に一番心を掴まれたのは“おじさん俳優”たちだった。今回はその魅力をまとめたい。
※本記事は作品のネタバレを含みます。
誰も気づかないのでは? 竹野内豊が別人に
まず触れないわけにいかないのが、元ヤクザで上場企業社長・森靖利を演じた竹野内豊(55)だ。正直に言うと、観終わった後も竹野内が誰を演じていたのか、まったく気づかなかった。
Netflixシリーズ『ガス人間』
眉毛をすべて剃り落とし、長髪をオールバック。腕にはびっしりとタトゥーを入れた強面ビジュアル、という街中で見かけたら絶対目を合わせたくない出で立ち。その見た目通りの攻撃的かつ挑発的なふるまいも相まって、まさか『ビーチボーイズ』(フジテレビ系)で鈴木海都を演じていた人が森役だったとは認識できなかった。
1話ラストのスタッフロールに竹野内の名前が載っているのを見た時、「あれ? 出てたっけ?」となり、「ラスボス的な感じでちょっとだけ出演していたのかも」とその場は納得した。ところが最終話を観終わった時にも「え? 本当に竹野内豊って出てたっけ?」となり、急いで公式ホームページを見ると森を演じていたことを知り、腰を抜かした。
Netflixシリーズ『ガス人間』
見た目の豹変ぶりもそうではあるが、声のトーンや目線の使い方まで一貫して“元ヤクザの成金社長”を作り込んでおり、竹野内の表現力の高さがあったからこそ気づけなかったのだろう。
大河俳優の父が可愛い。作中一番好きなシーン
2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で主人公・豊臣秀長を演じる仲野太賀の父親・中野英雄(61)の演じる暴力団組長・大友三郎も魅力的。個人的に本作における一番好きなシーンは、3話で大友が部下たちと一緒に車に乗ってガス人間から逃げる場面だ。