2022年末をもって芸能界を引退した元Sexy Zone(現timelesz)のマリウス葉さんが16日、都内で行われた映画「白パンと独裁者」(8月7日公開、ファティ・アキン監督)のプレミアトークイベントに出席した。

 映画公開に先駆けて実施された試写会後に、ベージュのセットアップ姿で登場。

作品が生まれたドイツ生まれとあって共感する点が多く「戦争の終わりを子どもの視線から見られる。試練を糧にして成長していく物語。言葉に表せないことを、美しい自然が表してくれる。見ていて楽しかった。子どもの成長を見届けられるストーリー」と感想を述べた。

 映画は第二次世界大戦末期、ナチス政権下のドイツ北部・アムルム島を舞台とした物語。大都市から疎開してきた少年が母親のために白パンを求めて旅に出る。2017年の「女は二度決断する」でゴールデングローブ賞外国語映画賞に輝いた世界的巨匠・アキン監督の最新作となる。

 マリウスさんは映画の舞台を訪れたいとし「来月からドイツへ行くので、アムルム島や(最北端の)ジルト島にドイツのおばあちゃんと一緒に行けたら」と夢想。その一方で島の厳しい気候に「夏は素敵で快適だけど、冬は結構過激で…誰も行きたくなくなっちゃう」と苦笑した。

 自身の思い出の味はドイツ料理「ケーゼシュペッツレ」で、「一から作れます。大勢で食べるのが一番いい」と笑顔。

芸能界引退後に留学していたスペインの食文化と比較して「スペインでは夕食が夜の10時11時だけど、ドイツは早ければ5時のこともある」。留学当時は現地のアパートに友人を招き、和食や中華をビュッフェスタイルで振る舞っていたことを明かした。

 現在、極右政党が台頭するドイツを念頭に「ナチスがやったことは悪い部分もある。それでもナチスだった親がいる人はたくさんいる」と映画に重ねて複雑な感情も吐露。ドイツ人の父と、台湾にルーツのある日本人の母を持った身として「自分ってどこに属しているんだろう、ということを考えさせられる体験がたくさんあった。それはある意味特権で、自分が『どういう人』なのかをちゃんと選べるということ」と語った。

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