偉大な姉と同じ舞台でデビューする。今週から始まる新潟開催2日目の26日、芝1600メートルの新馬戦に、昨年のセレクトセールで3億1000万円で落札されたダノンダックス(牡2歳、美浦・田中博康厩舎、父サートゥルナーリア)がスタンバイしている。

田中博調教師は「走りのフォームはまだ課題が多いですが、先々を見据えて高いレベル、大きな舞台を目標にできる馬だと思います」と期待を口にする。

 半姉は23年の牝馬3冠などG1を4勝したリバティアイランド。4年前の7月30日に新潟の芝マイルでデビューし、上がり最速31秒4の驚異的なパフォーマンスで快勝した。姉は初戦から完成度の高い走りを披露したが、弟は動きの修正に取り組みながらの初陣となる。

 1週前は美浦・Wコースで5ハロン64秒1―11秒1。好時計をマークして古馬1勝クラスに先着したが、田中博師は「課題が出た追い切りだったかなと思います」と満足していなかった。「(調教で)ポテンシャルの高さは見せますが、そのポテンシャルを生かしきるために、バランス良く、しっかり力をためて最後に脚が使えるよう取り組んでいます」と説明した。

 トレーナーの印象は「大器晩成」かもしれないが、その現状でも乗り手の感触は上々だ。調教に騎乗した戸崎圭太騎手は「全体的にいいという感じです。まだ動ききれていないけど、それであれくらいならやっぱり能力を感じます」と評価。リバティアイランドを含め4頭が新馬勝ちしている優秀な母系の末弟も好スタートを決めるか注目だ。(西山 智昭)

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