◆第43回東海S・G3(7月26日、中京競馬場・ダート1400メートル)追い切り=7月22日、栗東トレセン

 手綱は動かなくても、自然と迫力が伝わった。ドンインザムード(牡4歳、栗東・今野貞一厩舎、父アジアエクスプレス)は坂路を単走。

外ラチへ馬体を寄せると、540キロ近い馬体を大きく使い、真っすぐに駆け上がる。わずかに手綱を動かされただけでラスト1ハロンは12秒0(4ハロン53・1秒)。トップスピードでフィニッシュした。

 「当日に疲れを残さないよう、ちょっとだけギアを上げておきたかった。ちょうどいい追い切りができました」と今野調教師は満足そうに伝える。前走の欅Sは7馬身差の圧勝。その前走は昨年末のコールドムーンSで518キロだった馬体重が538キロと20キロも増えた。「以前に500キロちょっとの時はヒョロヒョロだったんです。内臓も弱くて…。今は体が大きくなり、中身も伴ってきた感じです」と説明する。

 今年は左回りに絞り、2勝2着1回とオール連対を続けている軌跡は頼もしい。「動きが実戦に直結するタイプ。

前走はめちゃくちゃ動くなと思っていました。前走と変わらないぐらいで出せると思います」とトレーナー。心身両面の成長を遂げる今、快進撃を止めるつもりはない。(山本 武志)

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