歌舞伎俳優の尾上右近が23日、大阪市内で自主公演「第十回 研の會」の取材会に出席した。

 2015年にスタートし、今年で節目の10回目でファイナル公演となる。

今公演では「間引く」演技についても熱弁を振るった。10年前を振り返り「完全に若気のいたり。今から思えば恥ずかしい」と演技過多だった部分を素直に認めた。今回はマイケル・ジャクソンの映画であったスーパーボウル・ハーフタイムショーでの3分間動かないマイケルを例に挙げ「マイケルの立ち方で立っているだけでお客さんは熱狂していく。僕なんかここを間をあけてと映像で見た時にほんの2秒ぐらいでも体感10秒。何も発信しないっていうことが一番の発信になったりするところが不思議で、日本人のわびさびってそういうことなんだと思う」と語った。

 またポスターを手がけた横尾忠則氏がコメントでサプライズ出演。「ファイナルこそと思い、特別な想いを込めて、こんなポスターになりました。何も描いていない『無』のような『空』のような作品をと思って描きました。体調がもうひとつでアトリエにこもったままです。舞台には行けませんが、終わったらアトリエでメシを食いましょう。連絡ください」。

このポスターに右近は「なにこれー! すごいなー。なんか本当にありがたい」と大喜び。横尾氏は7回目からポスター作りで参加しており「毎回僕をこういう風に見てくれてるんだってポスターを通じて感じるんですけど、ポスター診断されている感じ」としみじみと語った。

 公演は大阪・国立文楽劇場で9月5、6日、東京・明治座で10月2、3日に行われる。

編集部おすすめ