2日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜・午後10時)に元宝塚歌劇団トップスターの女優・真矢ミキ(62)が出演。宝塚退団後の苦悩と転機を語った。

 

 今も俳優として第一線で活躍を続ける真矢だが、34歳で宝塚を退団した直後の第2の人生で待ち受けていたのは、仕事のない4年半もの苦しい時期だった。女性役を演じた際に「姿勢が良すぎるんだよな」と言われるなど評価に苦しみ、「男役なんてやってこなきゃよかった」と後悔したこともあったという。

 そんな時にオーディションに合格したのが、大ヒットドラマの映画版「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年公開)だった。このことについて、宝塚の同期で先に退団して女優となっていた黒木瞳は「トップスターやってた方がオーディションを受けるって、華やかな時代があって、それをリセットするようなことですので、覚悟がいったと思う」と話した。

 真矢は「このオーディションは受けるべきだってすごい思ったんです。ヒールの役だからってやらない方がいいんじゃないかって事務所の人が言ってくれたんですよ。でも、『これしかないよ、私が世の中に出していただくのは』って思っていったのをおぼえてます」と振り返った。

 友人にリクルートスーツを借り、髪を役をイメージして“夜会巻き”に自分でまとめ、「毎日、家の中をヒールで歩いて」受けに行ったという。

 合格し出演すると、今度は主演の織田裕二らに冷徹な言葉を浴びせるヒールの役だったため「きつかったです」と真矢。反響を呼んで「ありがたかったです」という一方で、買い物に行くと店員に怖がられるなど「苦しくなっちゃって」とも明かした。

 そんな時、俳優・津川雅彦さんの言葉にハッとさせられたという。津川さんに「私、今すごいヒールの役やってるんですけど…」とこぼしたところ、「津川さんが『くだらないですね。

まことにくだらないことをおっしゃってますね』みたいに言ってくださって。『にらまれてる…なんぼじゃないですか、怖がられてる…最高じゃないですか』って言われて。それで私、ド素人なこと言ってたなって。役に生きようって」と、大きな転機になったと振り返った。

 

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