俳優の坂東巳之助、尾上右近が2日、東京・歌舞伎座で開幕した「八月納涼歌舞伎」(26日千秋楽)の「通し狂言 怪談 牡丹燈籠」(第1部)に出演した。

 三遊亭円朝の怪談落語を歌舞伎化。

ともに初役で夫婦を演じ、巳之助が伴蔵、右近がお峰。巳之助は父の坂東三津五郎さんが4度も勤めた“当たり役”ともいえる伴蔵を受け継いだ。

 別の演目でこれまでに度々共演している2人。夫婦役は初めてだが、違和感なし。前半と後半では設定とともに演じ方も大きく変化。シリアスな中でのユーモラスな芝居も巧み。近年、活躍の目覚ましい2人だが、近い将来の名コンビの可能性をうかがわせた。

 先の取材会で巳之助は右近について「自分一人では行けないところまで連れて行ってくれる人」といい、役に関しては先の取材会で「人間くさい夫婦。でも金がない。金が手に入ったとたんに全く違う関係になってしまう。笑ったり、泣けてきたり、いろんな側面からお見せできる。やるのが楽しみ」と話していた。

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