芸能生活20周年を迎える俳優・岡本圭人(33)は、演劇人としての地歩を着実に固めている。2週連続インタビュー前編では、古典の名作「雨月物語」を題材にした主演舞台「月を抱く人魚」(7~23日、東京・シアタートラム)や、事務所の先輩でもある父の岡本健一(57)について語った。
精悍(せいかん)な顔立ちに深みが備わってきた。尊敬する父・健一に近づいているかのようだ。「似てるって言われると嬉しい。父親、普通に格好いいしね」と笑う一方で、演技については思うこともある。
「父を見て学んでるから、そのレパートリーは多分自分の中に多いんですよね。だから、どうしてもそれが(芝居に)出ちゃう。同じでは良くないので、自分なりのものもどんどん出せたらいいな」
圭人が単独初主演し、父子初共演作でもあった2021年の舞台「Le Fils(ル・フィス)息子」を手がけた、フランス人演出家のラディスラス・ショラー氏の言葉を胸に刻む。
「彼は舞台の前に毎回『ボン・ボヤージュ(よい旅を)』と話をするんですよ。それ以来、僕も舞台は一つの旅だと思っています」
舞台「月を抱く人魚」は、青年・勝四郎の成長物語。深遠な世界観に「こんなに大変な旅は経験したことがない」と格闘している。台本をノートに3回書き写して覚え、それでも全容が見えない新鮮さを感じながら稽古に取り組んだ。
モチーフとなる上田秋成の怪異小説「雨月物語」は、いわば江戸時代のベストセラー。
「古典と聞くと難しいけれども、いい映画やドラマが何百年も続くようなもので相当面白いということ。ただの物語ではなく、とてつもないエネルギーが備わっている。演じていると新しい自分を引き出してくれる。色彩豊かで、お客様と一緒に成長できるような舞台です」
5年間で20作近くの舞台に絶えず出演してきたことを「奇跡」と言い表した。昨年はキャリア初の演劇賞となる紀伊國屋演劇賞個人賞も受賞したが、独り立ちしたという意識は全くない。
「綱渡りみたいな感じで『落ちたら終わる』っていう感覚。今の舞台がちょっとでも良くなかったら次は来ないんですよ、きっと。だから全部がオーディション。自分が熱を持ってヒリヒリしていることが、もしかしたら見ている人の心を動かす何かにつながるんじゃないかなあ…」
今年3月には、幼少期に5年間寮生活した英国で演劇のワークショップに参加。国内の若手クリエイター育成事業「あたらしい国際交流プログラム」の一環として、初めて舞台の仕事で海を渡った。
「ちょっとずつだけど着実に階段を上ってるような気がした。
演劇で日本と世界の架け橋になる夢へ、妥協は一切しない。=後編に続く=(ペン・堀北 禎仁)
◆岡本 圭人(おかもと・けいと)1993年4月1日、東京都生まれ。33歳。2006年事務所入所。07年11月「Hey!Say!JUMP」としてCDデビュー。11年TBS系「3年B組金八先生ファイナル」でドラマ初出演。21年ソロ活動開始、俳優に専念。今年は舞台「飛び立つ前に」「おだまり、お辰!」などに出演。血液型O。

![【Amazon.co.jp限定】鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 豪華版Blu-ray(描き下ろしアクリルジオラマスタンド&描き下ろしマイクロファイバーミニハンカチ&メーカー特典:谷田部透湖描き下ろしビジュアルカード(A6サイズ)付) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Y3-bul73L._SL500_.jpg)
![【Amazon.co.jp限定】ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~ *Blu-ray(特典:主要キャストL判ブロマイド10枚セット *Amazon限定絵柄) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Nen9ZSvML._SL500_.jpg)




![VVS (初回盤) (BD) [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51lAumaB-aL._SL500_.jpg)


