宝塚歌劇雪組のミュージカル・ゴシック「ポーの一族」の新人公演が6日、兵庫・宝塚市の宝塚大劇場で上演された。

 2020年入団の第106期生で、7年目の華世京(かせ・きょう)が3度目の新人公演主演を務めた。

永遠の時を生きるバンパネラの仲間に自ら加わった少年エドガーが、時空を超えて旅を続ける物語。エドガー(本役・朝美絢)を魅力的に演じた華世は「幕が開いて最初の登場がせり上がり。振り向いてライトを浴びるところなんですけれども、やはり、主演のライトを浴びた時に責任感やプレッシャーっていうものをその一瞬ですごく感じました。でも、そこからエドガーの人生を自分自身は楽しんで演じられたんじゃないかな、というふうに思っています」と笑みを浮かべた。

 3度目の主演にも「(当時は)3年目、4年目で頭が真っ白で本当に視界がぼんやりしていたんですけれども、今日は一緒にお芝居をしている相手の表情とか息遣いとかそういうものをすごく感じた時間でした」とにっこり。トップスターの朝美絢(あさみ・じゅん)から「落ち着いて周りをよく見るようにということを日頃から言っていただいている」とアドバイスを明かし「すごい緊張もするんですけど、私自身が落ち着いている姿を見せて、周りを引っ張りたいくらいの大きな気持ちで臨ませていただきました」と振り返った。

 エドガーの妹メリーベル(本役・音彩唯)を、25年入団の111期生・澄花(すみか)まいが初ヒロインで好演。音彩には「どんなことをお聞きしてもすごく一緒に考えてくださる」と感謝し「お芝居により深く入り込んでできるように歌や踊りの技術を磨いて、東京の新人公演ではもっと変わった姿をお見せできるように頑張りたいと思います」と初々しく語った。

 華世は10月1日の東京新人公演に向けて「エドガーというキャラクターに対して、より忠実なキャラクターとして存在できるように、より深く深く作り上げていけたら」と意欲を語った。

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