◆第108回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 拓大紅陵1―0佐賀商(12日・甲子園

 24年ぶり6度目出場の拓大紅陵(千葉)が佐賀商に勝利し、準優勝した1992年以来、34年ぶりに初戦を突破した。

 小雨が降り注ぐ、今大会初の雨天ゲーム。

先発した背番号9の左腕・宮沢和聖(とあ)は、制球、テンポとも抜群の投球で7回3安打無失点、8奪三振と快投し、勝利の立役者となった。打線は4回1死一、二塁のチャンスで7番・阪本幹太(3年)がレフトへの適時二塁打を放ち、1点を先制。この日の宮沢には1点で十分だった。

 先発を告げられたのは3日前。胸が躍った。「『よっしゃ来た!』みたいな感じです。めっちゃ楽しみでした」。坂巻監督から「頼むぞ」と託されたマウンド。キレのあるカーブとチェンジアップを駆使して相手打線を打ち取った。

 勝って歌った校歌に「最高です!」と満面の笑みを見せた。この日は約1500人の応援団が駆けつけ、一塁側のアルプススタンドをえんじ色に染めた。静岡出身の宮沢が同校に進学した理由は「応援団」。

マウンドから見たアルプススタンドの景色に「鳥肌が止まらなかった。気持ちよかったです」と感慨深げに語った。

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