◆JERAセ・リーグ 巨人1―5阪神(12日・東京ドーム)

 巨人が阪神との首位攻防戦で連敗した。2戦連続で相手の3、4番に2試合で計6被弾したバッテリーに対し、スポーツ報知評論家の高橋由伸氏が疑問を投げかけた。

 なぜか、警戒すべき相手をフリーに打たせているようだった。3回1死、井上が森下に2戦連発をバックスクリーン右に運ばれた。まるで、前日11日の2発目のリプレーを見ているようだった。逆方向へ引っ張るような豪快なスイング。外角球に対して左足を迷いなく踏み込まれていた。

 この一発で2戦3被弾目。その初戦から感じていたが、なぜ、内角に残像を残すくらいに攻めないのか。ようやく、4回2死一、二塁で、胸元を厳しく攻め始めた。1球目で上体をのけぞらせ、2球目で死球。しつこさがないと残像は生まれない。4番の対佐藤にも言えることで、それが強打者を抑える基本だ。投げないのか、投げられないのか。

結果として2人に計6被弾では言い訳はできない。

 すでに10勝の井上だが、阪神との相性は悪い。今季3連敗で防御率7・80だが、乗り越えないといけない壁だ。この日は、直球の走りこそ悪くなかったが、ボール球ははっきりしていた。勝負球も甘い。11試合連続で岸田とバッテリーを組んでいるが、阪神戦だけ代えるとか、相手の目線を変える工夫をしてもいいのではないか。阪神に勝つために井上の力は絶対必要になる。(高橋 由伸)

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