◆JERAセ・リーグ 巨人1―5阪神(12日・東京ドーム)

 もう誰も驚かない。ダルベックが捉えた打球はバックスクリーン左に一直線に向かっていった。

4点を追う6回2死。無失点と好投を続けていた高橋の148キロ直球を捉えた。節目の20号ソロに「甘く入ったボールを逃さないという意識で打席に立ちました。なんとか1点でも返して流れを変えられればという気持ちでした」。一瞬とはいえ、虎党を黙らせる一発だった。

 球団外国人の来日1年目の20発到達は22年ポランコ(24本)、ウォーカー(23本)以来、4年ぶり。長い歴史の中で、阪神戦でシーズン9本塁打を放った助っ人はダルベックただ一人だ。「プレーオフみたいで熱狂的だなと感じています」と、首位攻防戦の声援を力に変えている。「連敗しましたけど、まだまだシーズンの途中なので」。頼もしい助っ人がまた一発で沸かせる。(臼井 恭香)

記録メモ ダルベック(巨)が今季20号。巨人外国人のシーズン20本塁打は、22年ポランコ24本、ウォーカー23本以来になる。

これで阪神戦は9本目。巨人打者が阪神戦でシーズン9本塁打以上は、最多13本の72年王貞治をはじめ、99年9本の松井秀喜高橋由伸以来。王8度、長嶋茂雄2度、中畑清、松井、高橋に次いで6人目14度目。巨人外国人では8本の80年ホワイト、85年クロマティ、09年ラミレスを抜いて最多になった。

編集部おすすめ