サッカーで、アルゼンチン代表のスター、リオネル・メッシ(39)が亡き父・ホルヘさんへの悲痛な思いと感謝をつづった。

 日本時間13日までに自身のインスタグラムに「あいしてるよ、パパ」と記し、ホルヘさんと撮影したプライベートショットをアップ。

そしてスペイン語で書かれた長文のメッセージ画像を投稿した。

 メッセージは「パパ、あなたが逝ってしまったなんて、まだ信じられない。実感が湧かない、というか、現実を受け入れたくないんだ。もう二度とあなたに会えないこと、もう二度と話をできないことを想像するのは、とても辛い。あなたが苦しんでいたこと、そしてこれが最善の選択だったことは分かっているけど、あまりにも早すぎたよ。まだ一緒に楽しむべきことがたくさん残っていたのに」と悲痛な思いから記された。

 またこれまで全試合を観戦にきていた父がサッカー北中米W杯直前に体調を崩し、来られなかったこと、「試合が終わるたびに、パパからのメッセージを待ちわびて、寂しく思っていた。その時、状況が本当に深刻だと気づいた」という。そして「優勝してトロフィーを持っていき、新しいトロフィーを見せたいと思っていた。でもできなかった。足がもう限界だった。今回は体の限界に挑んでみたが、無理だった。

一度も調子が良くなることはなかった」と悔やんだ。それでも「私たちは優勝できなかったけれど、試合のひとつひとつをどれほど楽しんだか、あなたにはわからないだろう。またしても、あなたの言う通りだった。私はそこにいて、プレーすべきだったんだ」という。

 さらに「あなたがいなくて、これからどうすればいいか分からない。どうやって生きていけばいいのか分からない。僕はただサッカーをしていただけなのに、これからもずっと続けられるか、かなり不安になっている」とも。

 最後は「お父さんのことがとても恋しくなるけど、お父さんはいつも私のそばにいてくれる。特に子供たちの教育においてはね。だって、お父さんとお母さんが私にしてくれたように、私も子供たちを教え、育てているから。安らかに眠って、ここでのように天国からも私たちを見守ってね。本当にありがとう。

愛してるよ、パパ」とつづった。

 ホルヘさんはアルゼンチン国内の医療施設で死去した。68歳。家族が明らかにしたと8日、ロイター通信が報じた。ホルヘさんは長年の闘病により、入退院を繰り返していた。またホルヘさんは、小さい頃からメッシを支え、代理人を務めた時期もあった。

【メッセージ全文】

パパ、あなたが逝ってしまったなんて、まだ信じられない。実感が湧かない、というか、現実を受け入れたくないんだ。もう二度とあなたに会えないこと、もう二度と話をできないことを想像するのは、とても辛い。あなたが苦しんでいたこと、そしてこれが最善の選択だったことは分かっているけど、あまりにも早すぎたよ。まだ一緒に楽しむべきことがたくさん残っていたのに。

最後のワールドカップに出場してほしいと何度も頼んでくれたのに、開幕の数日前に、あなたの体調が最悪の状態になってしまった。

あなたが大会にいないのは初めてのことだったけど、ママは「パパの体調は良くなるから、旅行に行けるようになるよ」って言ってくれた。僕は「決勝まで進めば、パパも旅行に来られるよ」って言ってた。

試合が終わるたびに、パパからのメッセージを待ちわびて、寂しく思っていた。その時、状況が本当に深刻だと気づいたんだ。それでも、あなたに時間を与えて試合を見てもらえるよう、できるだけ勝ち進もうとばかり考えていた。決勝に進出したが、あなたは来られなかった。優勝してトロフィーを君に持っていき、新しいトロフィーを見せたいと思っていた。でもできなかった。足がもう限界だった。今回は体の限界に挑んでみたが、無理だった。一度も調子が良くなることはなかった。

私が戻った時、あなた君は決勝をPK戦で負けたと思っていた。

起きたことについて、何も話すことができなかった。あなたは何も楽しむことができなかった。私たちは優勝できなかったけれど、試合のひとつひとつをどれほど楽しんだか、あなたにはわからないだろう。またしても、あなたの言う通りだった。私はそこにいて、プレーすべきだったんだ。

これを話すのは、それが私たちにとって唯一語り合えなかったことだからだ。他のことは、もうあなたも知っているだろう。私たちは毎日話をし、私のスケジュールが許す限り会っていた。

あなたがいなくて、これからどうすればいいか分からない。どうやって生きていけばいいのか分からない。僕はただサッカーをしていただけなのに、これからもずっと続けられるか、かなり不安になっている。あなたは最初からずっと僕のそばにいてくれた。

ゴールまであと少しだったのに。あと少しだけ我慢して、一緒に最後までやり遂げられなかったのはなぜ?

あなたの幸せは、家族や妻、子供たちの無事を確認すること、そして何よりも、他の人にバレずに僕のプレーを見守ることだったんだね……

小さい頃からずっとそうだった。仕事から帰るとすぐに、僕をすべての練習に連れて行ってくれた。あなたが仕事中だった時は、母さんが連れて行ってくれたことも多かった。

もちろん、試合には一度も欠かさず来てくれた。私のプレーを見てどれほど苦しみ、どれほど楽しんでいたことか。ただ、あまり褒めてはくれなかったけれど。

あなたは父であり、友人であり、代理人だった。その瞬間にふさわしい存在であり続け、決して間違ったことはなかった。多少の叱責や喧嘩はあったにせよ、いつもあなたの言う通りだった。結局、あなたが言った通りになることが多かった。

お父さんのことがとても恋しくなるけど、お父さんはいつも私のそばにいてくれる。

特に子供たちの教育においてはね。だって、お父さんとお母さんが私にしてくれたように、私も子供たちを教え、育てているから。

安らかに眠って、ここでのように天国からも私たちを見守ってね。本当にありがとう。

愛してるよ、パパ

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