◆第108回全国高校野球選手権大会第9日▽2回戦 健大高崎1―0東海大甲府(13日・甲子園

 今大会が甲子園初采配となった元巨人、楽天の東海大甲府・仲沢広基監督。高校時代の恩師で、指導者としての師匠でもある村中秀人前監督(68)は、まな弟子の晴れ舞台をスタンドから見守った。

 監督と選手としては03年と04年に、夏の甲子園出場を果たした二人。プロを経て、高校野球の指導者に転身した教え子に村中氏は「選手個々の人間性を見分けろ。それがチーム力につながるし、社会に通じる人間になる」。あいさつ、基本を大切にすること、指揮官が人間性を見せることの意義などを説いた。

 師匠の教えを体現するべく仲沢監督は教壇にも立ち、野球以外でも生徒に目を配る。そのかいもあってか、チームは3年ぶりの甲子園出場。11年ぶりの初戦突破も果たした。村中氏は「人間教育ですよ。一人一人に人間教育したから、だんだん素直な気持ちを持って、バッティングの形も変わって、いいチームになった」と評価した一方で「今日の試合を生かしていかなければいけない。ベスト8の景色を見てほしい」と、宿題を残した。(今井 隆太郎)

編集部おすすめ