◆JERAセ・リーグ 巨人2―3阪神(13日・東京ドーム)
巨人が阪神との首位攻防3連戦に痛恨の3連敗を喫し、3ゲーム差に開いた。昨年に続き、カード負け越しが決定した。
厳しい現実を突きつけられた。逆転負けで、同率首位で迎えた天王山で痛恨の3連敗。猛虎軍団とは3ゲーム差に広がった。今季の阪神戦は7勝13敗となり、2年連続で伝統の一戦での負け越しも決定。本拠地で阪神戦の球団ワーストとなる10敗目を喫した橋上監督代行は試合後、悔しさをにじませ言葉を紡いだ。
「いくら投手が頑張っていても、やはり阪神打線を考えると、どんどんプレッシャーがのしかかっていく。もう少し何とか援護できればな、というのは反省として残っています」
2戦目までともにダルベックのソロのみに終わった打線は、1、2軍の野手計6人を入れ替え、キャベッジと中山の昇格組を即スタメン起用。3回にその中山が先制2ランを放った。
即起用に応えた中山とは対照的に、キャベッジは4打数無安打3三振。打点、得点圏での打撃の課題解消へ2軍再調整し、その上での昇格だった。「改善が見られるということで昇格させましたが、残念ながら今日の打席を見る限りではそれほど変わっていない。正直こちらの判断ミスだったかなと」。厳しい言葉で表現した。
3連戦は27イニング計4得点で、タイムリー(本塁打を除く)なし。2戦目までとは展開も異なったが、接戦を制することはできなかった。「(打線は)決して状態が悪いとは受けていない」とし、「やはりなかなかいい投手を簡単には打てないのは正直なところ。だからこそ、ロースコアで粘り強く1点ずつという戦いにはなると思う」。競り合う展開の中で勝機を模索していく構えだ。
投手陣はこの日2発を献上するなど、今カード計9被弾。ただ、次回対戦へのヒントも見つかった。「西舘投手の闘志が前面に出て向かっていく姿勢は非常にこちらから見ても感じた。あれは今後の阪神打線と対峙(たいじ)する時の大きなテーマになるのかなと」。黒星こそ喫したが、西舘の98球には意味があった。
最短で15日にも自力優勝の可能性が消滅し、阪神に優勝マジックが点灯する現状もある。ただ、絶対に諦めるわけにはいかない。28日からは敵地・甲子園での3連戦が待ち構える。「東京ドームほど簡単に本塁打が出る球場ではない。投手ももう少し大胆に投げられるのではないかなと」。直接対決は5試合残っているだけに、切り替えて臨むしかない。(田中 哲)










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