◆秋季高校野球静岡県大会予選▽1回戦 常葉大菊川15―2掛川工=5回コールド=(15日・掛川球場)

 来春のセンバツに向けた戦いが開幕した。今夏、県準Vの常葉大菊川は14安打15得点の猛攻で掛川工に5回コールド勝ち。

今春県大会で負傷し、夏はベンチを外れた4番・山崎拓己(2年)が同点犠飛を含む2打点で勝利に貢献した。2006年夏に静岡商を率いて甲子園に出場した見城喜哉新監督(66)率いる静清は5―1で島田商を下した。16日は1回戦残り22試合が行われる。

 存在感は十分だった。新生・常葉大菊川の4番・山崎が、チームに勢いをもたらした。1回に内野ゴロで先取点をもたらした後の2打席目。「ファーストストライクから強いスイングをすることを心がけた」。一度は逆転され、1点ビハインドとなった3回1死満塁から中犠飛を放ち、試合を振り出しに戻した。

 4番に引っ張られるように打線が機能した。6連打など、この回、打者13人の猛攻で一挙に9得点。2死満塁から勝ち越し2点打を放った大石玲央斗中堅手(2年)は「同点になって、ここからという雰囲気だった」と、山崎の一打を喜んだ。4回にも主砲の右前打をきっかけに6安打で5得点。

新チーム初戦で自慢の猛打が爆発した。

 前チームで4番候補と期待されたが、今春の県大会3回戦の知徳戦で左太もも裏を負傷。一度は復帰したものの、6月に再発し、夏を棒に振った。チームは県決勝で聖隷クリストファーのエース・高部陸(3年)の前に敗退。石岡諒哉監督(37)も「山崎不在は痛かった」と嘆くほどだった。

 新チームにかける思いは強い。「自分が中心になって引っ張っていきたい」と山崎。目標は来春のセンバツ出場だ。戻ってきた主砲がバットで勝利を呼び込む。(塩沢 武士)

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