◆JERAセ・リーグ 中日11―2巨人(15日・バンテリンドーム)

 苦労人の一打に、中日ファンの歓声が爆発した。7回2死一、二塁で、今季初出場の代打・福元が右中間を真っ二つ。

2ケタ得点に乗せる2点二塁打を放ち「気持ち良すぎて、何も分かりませんでした」と両手を突き上げた。7月30日に支配下選手に復帰した26歳。「今までにない緊張でした」と、4年ぶりの安打でプロ初打点を挙げた。

 奈良出身で智弁学園、大商大を経て21年ドラフト6位。デビュー戦となった22年7月7日のDeNA戦(横浜)で1安打を放ってから出場がなかった。23年オフに右肩の手術を受け、育成選手として契約。リハビリの24年は2軍戦にも出場できなかった。外野のライバルだった細川から「お立ち台に立とう」と励まされ「ずっとイメージして、絶対に立つという思いだった」。1500日ぶりのHランプで、ついに実現した。

 井上監督は「チームの競争の起爆剤」と期待。もう一人の若い力にも「練習より実戦派」と注目した。この日昇格したドラフト6位・花田がプロ初の三塁打など2安打。

大阪桐蔭、東洋大でもまれたルーキーは「得点力アップのきっかけになりたい」と意気込んだ。ともに打力が自慢の右打者。“新鮮力”による活性化で、Aクラス争いに食らいつく。(安藤 理)

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