バスケットボール男子 国際強化試合 〇日本 88(18―15、28―12、28―19 、14―22)68韓国● (15日、東京・有明アリーナ)

 バスケットボールの男子日本代表(世界ランク22位)は韓国代表(同57位)と対戦し、88ー68で圧勝した。

 24年パリ五輪以来、2年ぶりに代表復帰した米NBAクリッパーズの八村塁は先発出場し、1万3615人の観衆を集めた会場から大歓声が送られた。

 23分40秒の出場で、3ポイントシュートは6本中3本成功し、2アシスト、両チーム最多22得点を挙げて勝利に貢献した。国内では1840日ぶりとなる代表戦を飾った八村は試合後の勝利者インタビューで「(歓声)素晴らしいですね。皆さんの前でプレーすることがうれしいです」と感無量。試合開始15秒で得点を決め「アグレッシブにいこうと思った。出だしはそういうふうにいけて良かった」と胸を張った。

 

 八村が国内で代表戦を戦うのは21年8月1日の東京五輪アルゼンチン戦(無観客)以来、1840日ぶり。先発した日本のエースは第1クオーター(Q)開始15秒で楽々とシュートを決めて先制。続けて河村勇輝のアシスト受け、レフトウィングから3ポイント(P)シュートも決めた。わずか1分足らずでいきなり5点をマークしてみせた。残り8分8秒でも3Pに成功。直後には1回転しながらシュートを狙い、惜しくも外れたが、ファンから大歓声が起きた。中盤にベンチに下がったものの、2年ぶりの代表戦で強烈なロケットスタートを決めた。

第1Qでは9点をマーク。

 第2Qもスタートから出場。開始47秒でシュートを決めると、残り8分2秒で3Pを沈めた。フリースローも冷静に決めるなど、多彩なプレーを披露。その後はベンチに座る時間が長くなったが、この10分間でも9点をマーク。前半だけで18得点に乗せた。

 第3Qは序盤にこの日初アシスト。河村の10点目となるシュートにつながった。残り8分24では西田優大(三河)へのアシストをマーク。前半はシュート機会がないままベンチに下がった。今大会はコンディション不良で欠場も、帯同している渡辺雄太(千葉J)と談笑する様子も見られた。残り1分26秒でコートに戻り、残り1分を切ったところでミドルシュートを決めて初得点で20得点に。

ラストはブザービーターを決め、第3Qは4得点をマークした。

 第4Qもスタートからコートに立った。序盤はシュートを打つことなくベンチへ。残り3分58秒から再びプレーし、両チーム最多22得点をマークし、2年ぶりの代表戦で実力を示した。

 八村は24年パリ五輪後、「プレーヤーファーストの精神が見られない」などと日本協会への不信感を表明。ホーバス前監督への批判的な発言もした。協会は関係修復へ、八村側と話し合いを重ね、今年2月には桶谷氏を新監督に迎えるなど強化体制の見直しを行ってきた。新体制発足から半年、ついに代表復帰。「ケミストリー(連係)を壊さないように、コミュニケーションを取りながらやっていきたい」と桶谷ジャパンでの役割を説明していた。

 完全に和解を果たし、頼れるエースがコートに立つ。14日の取材対応で「チームの雰囲気も素晴らしい。日本代表に戻れて、日本の国旗を背負えることはすごく誇り」と意気込んだ。

21年東京五輪アルゼンチン戦以来となる国内での代表戦を前に、ホームで日の丸をつけてプレーする意義を大いに語った。韓国とは強化試合となるが「負ける気はない。ウィンドー(W杯アジア予選)に向けて調整するための試合なので、しっかりとやっていきたい」と本気モードでのプレーを宣言していた。

 八村は「(今の)日本を強くすることは責任だと思っている。(W杯アジア2次予選)2試合はW杯、五輪に向けて重要になる。日本一丸となって戦っていきたい」と宣言した。

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