ミステリーの女王と呼ばれた作家・山村美紗さんの長女で、自身は元国税庁職員という異色の経歴を持つ女優の山村紅葉(65)が、25日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜・午後1時)に出演。母との別れから30年がたち、改めて感じた母との絆について語った。

 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」でNHK大河ドラマに初出演。「夢を公言すると叶う」という“言霊”を信じて、雑誌の取材で「大河ドラマにでるのが夢」と答えたところ、数か月で出演が決まった。そのほかにも、「朝ドラに出たい」「東宝カレンダーに出たい」と記者会見で発言したところ、実現したという。

 今年は母・美紗さんが執筆中の心不全で65歳で突然亡くなってから30年。黒柳徹子から「あなたは(ミステリーの)トリックを考える実験台にされて、誘拐された時の暗号があった」と話を振られると、誘拐されて電話で話すことがあった場合、「『ママと言ったら知ってる人』『京都の人で知らない人だったら、お母ちゃん』『お母さまっていったら東京の人』とか、短い言葉の中にいろんな意味を入れる練習をさせられた」と明かした。

 また、自宅の部屋のドアに暗証番号付きの鍵があり、暗証番号をたびたび変更していたという逸話も。番号は歴史の年号などで「(フランス革命は)何年だっけ?みたいな。年表を見に帰ったこともあります」と語った。

 また、聞いていた血液型と本当の血液が違ったことから、母に伝えると「ああ、鴨川で流れてたから拾ってきたからね」と言われたことがあった。「本当にお母さんは誰なんだろう」と出生について疑いを持っていたが、母が亡くなった年齢になって小説を書いたところ、執筆のペースや文体が母に似ていると編集者に言われたという。「うれしかったし、やっぱり本当の親子なんだ」と母娘の絆を感じたと明かした。

 そんな紅葉もデビュー作は6月に出版された「祇園の秘密 血のすり替え」。

「書いてみたら、やっぱり愛情が生まれまして、テレビとか映画とか舞台とかになればいいな、育ってくれたらいいなと思います」と再び“言霊”として夢がかなうことを願った。

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