J1町田の黒田剛監督(56)は27日、東京・町田市内での非公開練習後に取材に応じ、移籍を前提にチームから離脱した元日本代表DF中山雄太(29)について言及した。

 24年夏に加入してからチームの絶対的主力として活躍し、昨年は天皇杯優勝、アジア・チャンピオンズリーグエリート(ACLE)での準優勝に大きく貢献した。

町田にとって中山の移籍は痛手だが、黒田監督は「彼の性格上まだチャレンジをしたいということなので、それはそれで尊重してあげることが重要」と理解を示した。

 中山はセルビア1部で9連覇中のレッドスターへの移籍が決定的。年齢も30歳に近づく中、再び欧州への挑戦を決断をしたレフティーへ「彼も言っていたように、行かないで後悔するくらいなら、行って後悔したい、と。どうなるかは分からないが、それがあいつの人生。自分で決めたのであれば、それは応援したい」とエールを送った。

 2年前にはMF平河悠が優勝争いをしていたシーズン途中に欧州挑戦を決断。当時はそこから優勝を逃したように、主力を失うダメージは大きい。ただ、指揮官は「それだけ海外から狙われる選手たちが増えてきたということ。世界各地で映像も含めて注目されて、見られることになってきた証し」と強調。クラブとして今後のACLEへの帰還、クラブW杯への挑戦も見据える中、「それだけチームの水準、力が、アジア、世界に認められつつある。ポジティブに捉えながら、それくらい注目されているということを光栄に感じてやっていくしかない」と前を向いた。

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