◆プロボクシング ▽WBA世界ミニマム級(47・6キロ以下)王座決定戦12回戦 〇石井武志(1回1分5秒、KO)ウィルフレド・メンデス(2日、横浜BUNTAI)

 WBA世界ミニマム級王座決定戦は、WBA世界同級1位・石井武志(26)=大橋=が、同級2位ウィルフレド・メンデス(29)=プエルトリコ=に勝ち、新王者となった。開始ゴングと同時に猛攻。

左ボディーをねじこみ、グラリとかたむいたメンデスに最後は右フックが火を噴いた。メンデスはダウン。10カウント内に立ち上がれず、終了ゴングが打ち鳴らされた。1回1分5秒、KO勝ちとなった。石井の戦績は12勝(9KO)1敗、メンデスは20勝(6KO)4敗2分け。

 65秒での世界戦勝利は日本ボクシング史上最速。これまでの世界戦での日本選手の最速勝利は2018年10月7日、WBA世界バンタム級タイトルマッチでの井上尚弥の1回1分10秒KO勝ち(対フアンカルロス・パヤノ=ドミニカ共和国)。世界最速は、2017年11月18日のWBO世界バンタム級タイトルマッチでの王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)の1回11秒KO勝利で、ギネス認定にもされている。

 石井はプロ13戦目の世界初挑戦で、大橋ジムからは6人目の男子世界王者となった。試合後の勝利者インタビューで、石井はベルトを右肩に下げ「人生で一番うれしいです! 最高です!」と歓喜の絶叫を上げた。「きょう死んでもいいと思って覚悟を決めてリングにあがった。まだまだ強い選手たちがいっぱいいる。

そういう選手たちに挑戦していきたい」とさっそく世界王者としての意気込みもアピールした。

 ◆石井 武志(いしい・たけし)1999年10月26日、福岡・うきは市生まれ。26歳。高校卒業後にプロキックボクサーとなり、大和KICK52・5㌔級王者に。キック戦績は4戦全勝(3KO)。小柄な体に合う階級を求めてボクシングに転向し、前WBO世界バンタム級王者・武居由樹の紹介で21年に大橋ジムに入門。22年5月、プロデビュー。同年12月、全日本ミニマム級新人王獲得。24年9月、東洋太平洋同級王座獲得。身長156センチの右ボクサーファイター。

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