歌手のAIと土屋礼央がMCをつとめる4日放送のNHK Eテレ「眠れぬ夜はAIさんと~あしたを元気にするお悩み相談~」(金曜・午後10時)に、俳優、シンガーソングライター、プロデューサーなど多彩な活動をするディーン・フジオカが出演。相談者の質問に答える中で、亡くなった仕事仲間に触れ、目をうるませる場面があった。

 バンド活動をする21歳の大学3年生の「バンドを続けたいが親から就職を勧められている。やれる確信が持てていない」という相談が読み上げられた。

 これに「自分の場合は遠回りをした。トライをしたけど落ちこぼれた」と自身の経験を話しながら答えたフジオカ。「生きることを続けるために選択を取り続けた結果、お芝居をするということに生きていく術(すべ)をいただいた。心から『これが自分のやりたいことなんだ』という出合いを教えてもらえた」と続け、就職した結果、そこから音楽につながる場合もあると話した。

 また、相談者の目標が「都内のライブハウスでのワンマンライブ。満員の会場で演奏したい」だと紹介されると、土屋が「(ライブの)規模感を目標にすると、長く続けるのが難しいなと感じることがある」とコメント。すると、これを聞いたフジオカが意外な思いを語った。

 「自分がキャリアをスタートして、まだ日本で仕事をしていない頃からずっと仕事をともにしていた仲間がいたんですけど、3年くらい前に亡くなって。かけがえのない仲間でした」と話し始め、「ばか話をしている時に、『いつか、日本で仕事するなら、ライブどこでやりたい?』みたいなことを聞かれて、『武道館でやれたら最高だよね』なんて言って、その時に彼が『もっと大きくいかなきゃダメだ。目指すなら東京ドームだ』って」と亡き仲間との会話を明かした。

 続けて「無理だなあと思ったし…」と話すと、目を潤ませて言葉につまり、「その時に初めて、心から(東京ドームでのライブは)無理だなって思ったから、目指してみようと思ったんですよね」としぼりだした。

 「残された者としてどう時間を使うか。生きてるんだったら、何でもできるでしょっていう。音楽をやる上でサイズって、それが主体になるべきではない。だけど、あえて自分はそういう決断をしたってことも、参考にしていただければ」と語った。

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