4人組バンド「TUBE」が5日、横浜スタジアムで夏恒例の野外ライブを行った。今年で通算37回目を迎え、自身が持つ同所での最多公演記録を更新。

夜空の下、集まった約3万7000人に向けて「あー夏休み」など、夏ソングを中心に全22曲を熱唱した。

 ファンと4人の願いが結実した。数日前までは大雨が予想されていたが、一粒も降らない好コンディションに。前田亘輝(61)は「皆さんのTUBEに対する愛が雲を吹き飛ばしてくれたと思います」と感激し、松本玲二(60)は「『4人が晴れ男だ』と言っていただくけど、皆さんも晴れ男、晴れ女だったんだな」と穏やかに笑った。

 デビュー40周年の昨年は、米ハワイ公演でビザが直前まで発行されず入国できないアクシデントが発生。今年5月の沖縄公演では台風が接近し、いずれも開催が危ぶまれるピンチに襲われた。それでも、影響を回避して両公演とも完遂。強運ぶりに前田は「奇跡の連続だね」と嬉しそうにうなずいた。

 その喜びをぶつけるかのように、「デビュー41年目の第一歩」と位置づけるこの日の公演は、開演直後からド派手な演出が目白押し。登場時は高さ10メートルのゴンドラに乗ってステージに降臨し、「シーズン・イン・ザ・サン」では気球に乗る場面も。「十年先のラブストーリー」では噴水を全身で浴びながら歌い上げ、観客のテンションをMAXに保ち続けた。

 夏の風物詩として欠かせないTUBEのハマスタ公演。

今後も継続するかについて前田は「ノーコメント」と不敵な笑みを浮かべながらも、「我が家みたいな感じ」と親しみを込める。春畑道哉(59)が11月に誕生日を迎えると全員が60代に突入するが、パワフルな音色は健在。これからも横浜の夏を彩ってくれるに違いない。(松下 大樹)

 〇…アンコールではゲストとして歌手の松山千春(70)が登場した。8月16日に自身がパーソナリティーを務めるFM NACK5のラジオ番組「松山千春 ON THE RADIO」(日曜・後9時)で腎臓結石の手術を受けたことを明かして以降、初のステージ。「長い夜」「大空と大地の中で」を歌い上げ、元気な姿を見せていた。

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