今週、東京では暑さが少し落ち着いていますが、それでも暑い日々が続いています。
気象予報士の長谷部さんによる週間予報によると、明日以降も最高気温33~34℃前後の日が続く見込みです。

熱中症対策はもちろん大切ですが、夏のお出かけにはそれ以外にも注意すべき危険が潜んでいます。
今回は「やけど」「落雷」「スプレー缶の破裂」の3つの視点から、夏のお出かけにおける注意点と対策をまとめました。

1.様々な場所で気を付けたい「やけど」~5秒ルールで対策を~

炎天下では、地面や街中のさまざまな物体が高温になります。

アスファルト・コンクリート
気温30~35℃の日、直射日光を受けるアスファルトは55~60℃以上、コンクリートでも50℃以上に達します。地面に近い子どもやペットは特に注意が必要です。

対策(5秒ルール)
大人が「手の甲」をアスファルトに5秒間当てるチェック法です。熱いと感じたら散歩を控えたり時間をずらしたりしましょう(※5秒間無理に当て続ける必要はありません)。

マンホール・人工芝・砂浜
黒い鉄製マンホールや黒系の人工芝は65~70℃近く、ビーチの砂浜も50~60℃以上になることがあります。

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公園の遊具・ベンチ
東京都の測定データ(気温31.0℃・湿度45%)によると、金属製滑り台は70.5℃、地面は69.6℃、ベンチは58.1℃まで上昇しました。

車内・チャイルドシート
シートベルトの金具は60~70℃以上になります。チャイルドシートの金具やレザーシート、自転車のチャイルドシートも、子どもを乗せる前に保護者が手で触って温度を確認することが重要です。

日光皮膚炎(重度の日焼け)に注意
日焼けは単なる肌の赤みではなく、医学的には「Ⅰ度~Ⅱ度の熱傷(やけど)」と同じです。海水浴や屋外レジャーでは、日焼け止めだけでなくラッシュガード等を着用し、直射日光を肌に直接当てない工夫をしましょう。

”やけど、落雷、スプレー缶破裂” 熱中症だけじゃない!夏のお出かけの注意点!

やけどをした場合の応急処置
最優先すべきは「すぐに冷やす」ことです。水道水などの綺麗な流水で15~30分程度しっかり冷やしてください。処置に迷った場合は、電話相談窓口「#7119」を利用しましょう。

”やけど、落雷、スプレー缶破裂” 熱中症だけじゃない!夏のお出かけの注意点!

2.間違って認識している人が多い「落雷」~高い木の幹や枝葉からは、最低でも4メートル以上離れる~

ゲリラ豪雨や夕立とともに発生しやすい雷ですが、避難行動において誤った認識が多く見られます。

「木の下への避難」は一番危険!
高い木に雷が落ちた際、電気は幹を伝うだけでなく、近くにいる人の体へ飛び移る「側撃雷(そくげきらい)」という現象を起こします。木の下で雨宿りをしていた人がこの側撃雷の被害に遭うケースが多発しています。

鉄則:高い木の幹や枝葉からは最低でも4メートル以上離れること。

”やけど、落雷、スプレー缶破裂” 熱中症だけじゃない!夏のお出かけの注意点!

金属骨の傘も危険
平坦な場所で傘をさす行為は、自ら避雷針を掲げているような状態となり非常に危険です。

雷が鳴ったときの安全な避難場所
鉄筋コンクリートの建物の中は安全。
また、自動車の中も安全です(万一落ちても電気は外側の金属を通って地面へ逃げるため、車内の人は守られます)

近くに建物も車もない場合
推奨される回避姿勢「雷しゃがみ」を行いましょう。かかとを上げて、地面との接地面積を最小限にして、鼓膜を守るため、両手で耳をふさいで。

3. うっかり車内に置き忘れやすい「スプレー缶の破裂」

冷却スプレー、日焼け止めスプレー、制汗スプレーなどを車内に放置するのは極めて危険です。

高温になる車内
JAFのテストによると、気温35℃の日に車を放置した場合、車内温度は約57℃、ダッシュボードの上は約79℃に達します。

”やけど、落雷、スプレー缶破裂” 熱中症だけじゃない!夏のお出かけの注意点!

破裂・爆発の危険性
スプレー缶は熱されると内部のガスが急激に膨張し、約70℃を超えると破裂・爆発します。実際に放置されたスプレー缶が破裂し、車の天井を突き破る事故も報告されています。

”やけど、落雷、スプレー缶破裂” 熱中症だけじゃない!夏のお出かけの注意点!

その他の危険物
100円ライター:ガス漏れによる引火・車体大破の危険。
モバイルバッテリー・ハンディファン:リチウムイオン電池が高温で熱暴走を起こし、発火・火災に至る危険。
ペットボトル・透明吸盤:太陽光が集光してシート等を発火させる「収れん火災」の原因になります。

熱中症対策とあわせて、こうした「夏の思わぬ危険」にもしっかり備え、安全にお出かけを楽しみましょう!

(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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