決勝点を決めたメリーノ Photo/Getty Images
層の厚さ
MATCH 98 ラウンド8
2026年7月11日 4:00キックオフ(会場:ロサンゼルススタジアム)
スペイン 2-1 ベルギー
ペドリをベンチスタートとしたスペイン。完成度の高いサッカーでラウンド8に臨む相手はベルギーだ。ベルギーはユーリ・ティーレマンスが負傷の影響でベンチスタートとなった一方、ケビン・デ・ブライネは先発出場。両監督の采配がどのような結果を生むのか。7万人を超える観衆が詰めかけた満員のスタジアムで、注目の一戦が幕を開けた。
立ち上がりからスペインがボールを支配する。ピッチを広く使ったパスワークでベルギー守備陣の綻びを狙う一方、ベルギーは[4-4-2]のブロックを形成し、中央を締めながら対応。ジェレミー・ドクを起点とした鋭いカウンターで反撃の機会をうかがった。
均衡が破れたのは30分。右サイドを崩したスペインは、ペドロ・ポロがグラウンダーのクロスを供給。ダニ・オルモのシュートはGKティボー・クルトワに阻まれたものの、こぼれ球にファビアン・ルイスが素早く反応し、押し込んで先制点を奪った。
リードを奪ったスペインはその後もボール保持で主導権を握り、ドクが仕掛ける左サイドのスペースを効果的に消しながら試合をコントロールする。しかし、ベルギーも前半終了間際に意地を見せる。41分、右サイドで細かくパスをつないでティモシー・カスターニュがフリーになると、正確なクロスを供給。シャルル・デ・ケテラエルがDFの前へ入り込み、力強いヘディングシュートを叩き込んで同点に追いついた。
一進一退の攻防が続いた前半は1-1で終了。スペインにとっては前回大会の「三笘の1mm」以来となるワールドカップでの失点となった。
後半は両チームとも選手交代なしでスタートし、試合はややオープンな展開となる。55分にはスペインがペドリを投入し、60分にはベルギーがロメル・ルカクを送り込むなど、互いに流れを変えられる切り札を投入して勝ち越しを狙った。
スペインはボールを保持しながら押し込み、ラミン・ヤマルのドリブルを起点に何度もゴールへ迫る。しかし、その前にはクルトワが立ちはだかり、好セーブを連発して得点を許さない。
そんななか71分、ベルギーに大きなアクシデントが発生する。絶対的守護神クルトワが負傷によりプレイ続行不可能となり、セネ・ラメンスが緊急投入。ピッチを後にする際には涙を浮かべる姿も見られた。
終盤に入ると運動量の落ち始めたベルギーに対し、スペインがさらに攻勢を強める。そして88分、ついに勝ち越しゴールが生まれる。中央に大きなスペースができたところをパウ・クバルシが自ら持ち運びミドルシュート。ラメンスは正面でキャッチを試みたが、ボールをこぼしてしまう。そのこぼれ球を途中出場のミケル・メリーノが見逃さず押し込み、値千金の決勝ゴールを奪った。
試合はそのまま2-1で終了。2試合連続で決勝ゴールを決めたメリーノの活躍により、スペインがラウンド4進出を決めた。途中出場選手の活躍が勝敗を分けた一戦となり、スペインは次戦、決勝進出を懸けてフランスとの大一番に臨む。
[スコア]
スペイン 2-1 ベルギー
[得点者]
スペイン
ファビアン・ルイス(30)
ミケル・メリーノ(88)
ベルギー
シャルル・デ・ケテラエル(41)
[ポゼッション]
スペイン 55%
ベルギー 38%
中立 7%
[シュート数]
スペイン:16本
ベルギー:5本
[枠内シュート]
スペイン:7本
ベルギー:2本
[イエローカード]
スペイン
パウ・クバルシ
アイメリック・ラポルト
ベルギー
デビン・デ・ブライネ
アクセル・ヴィツェル
スペイン
フォーメーション:[4-2-3-1]
監督:ルイス・デ・ラ・フェンテ
GK
ウナイ・シモン(アスレティック)
DF
ペドロ・ポロ(トッテナム)
アイメリック・ラポルト(アスレティック)
パウ・クバルシ(バルセロナ)
マルク・ククレジャ(チェルシー)
MF
ファビアン・ルイス(パリ・サンジェルマン)
ダニ・オルモ(バルセロナ)
アレックス・バエナ(アトレティコ・マドリード)
ロドリ(マンチェスター・シティ)
ラミン・ヤマル(バルセロナ)
FW
ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)
交代出場
55分 アレックス・バエナ→フェラン・トーレス(バルセロナ)
55分 ファビアン・ルイス→ペドリ(バルセロナ)
79分 ミケル・オヤルサバル→ニコ・ウィリアムス(アスレティック)
86分 ダニ・オルモ→ミケル・メリーノ(アーセナル)
ベルギー
フォーメーション:[4-2-3-1]
監督:ルディ・ガルシア
GK
ティボー・クルトワ(レアル・マドリード)
DF
ブランドン・メシェレ(クラブ・ブルージュ)
マキシム・デ・カイペル(ブライトン)
ティモシー・カスターニュ(フラム)
ネイサン・ノイ(リール)
MF
デビン・デ・ブライネ(ナポリ)
レアンドロ・トロサール(アーセナル)
ジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ)
ハンス・バナケン(クラブ・ブルージュ)
ニコラス・ラスキン(レンジャーズ)
FW
シャルル・デ・ケテラエル(アタランタ)
交代出場
60分 ハンス・バナケン→ロメル・ルカク(ナポリ)
60分 レアンドロ・トロサール→アクセル・ヴィツェル(ジローナ)
60分 マキシム・デ・カイペル→ホアキン・セイス(クラブ・ブルージュ)
71分 ティボー・クルトワ→セネ・ラメンス(マンチェスター・ユナイテッド)
86分 デビン・デ・ブライネ→アレクシス・サレマーカーズ(ACミラン)
またしてもメリーノ!!
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) July 10, 2026
メリーノがこぼれ球を見逃さなかった!
スーパーサブが2戦連続の勝ち越し弾
#FIFAワールドカップ 準々決勝
スペイン×ベルギー
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