「大学に行きたかった」 19歳でW杯王者となったヤマルがラテ...の画像はこちら >>

19歳にして世界王者となったヤマル photo/Getty Images

世界王者となっても勉強をやめない

スペイン代表は20日(日本時間)、アルゼンチン代表とのワールドカップ決勝を延長戦の末に1-0で制し、2010年大会以来2度目の世界一に輝いた。その中心で19歳にして世界王者となったラミン・ヤマルは、ピッチ外でも意外な決断を下し、敗れたアルゼンチンのメディアから称賛を集めている。



アルゼンチン『LOS ANDES』は、ヤマルが今後も学業を続ける予定だと報道。すでにプロサッカー選手として成功を収めながらも、高等学校に相当する「バチジェラート」では人文学コースを選択し、古典文学やラテン語、古代ギリシャ語を学ぶという。

同メディアは、エリート選手でありながら人文学コースを選択することは珍しいと紹介。ワールドカップ王者となった後も学び続けようとする姿勢を、「サッカー選手の固定観念を覆す選択」と伝えている。

以前、ヤマルは「学校へは行くけど、何もやらずに午後の練習に備えたい」と母親に訴えたこともあったという。しかし母親は受け入れず、バルセロナでトップチームデビューを果たす日でさえ登校を優先させた。世界的スターとなった今も学業を続ける姿勢の背景には、そんな母親の教育方針があった。

本人も「大学に行きたかった」と語ったことがあると同紙は伝えている。

幼少期には音楽学校でトロンボーンを習い、プロ入り後は通信教育で義務教育課程を修了。その後、ヤマルはサッカーに専念するため学業を中断したものの、「バチジェラート」にはトップアスリート向けに調整されたプログラムがあり、それを利用して学業を再開する予定とされている。

アルゼンチンを破って世界王者となったヤマルだが、その学業に対する姿勢には敗れた側のメディアも敬意を示した。19歳の新たな世界王者は、ピッチの上だけでなく、その生き方でも世界の注目を集め続けている。

編集部おすすめ