移籍金0円でも3年総額5億5700万円――セリエAの2クラブで争奪戦になった冨安健洋の"市場価値"

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フリーエージェントとなっている日本代表DF冨安健洋に、セリエA復帰が近づいている。英メディア『Football Italia』などによると、ヴェネツィアが3年契約(年俸100万ユーロ=約1億8600万円、出来高ボーナス付き)の条件で冨安の代理人側と合意に達したもようだ。

同じく関心を示していたサッスオーロを尻目に、27歳の冨安をめぐる争奪戦はヴェネツィアが大きくリードした形となっている。



サッスオーロを退けたヴェネツィアの決断



冨安の獲得に動いているとされるのが、サッスオーロと昇格組のヴェネツィアだ。センターバックのみならず、左右のサイドバックも高いレベルでこなせるのが冨安の強みだ。複数の守備位置を補強したいクラブにとって、冨安の万能性は魅力になりそうだ。



『Football Italia』などによると、ヴェネツィアが冨安の代理人側との交渉をリードし、3年契約で合意に達したと伝えられている。一方のサッスオーロも関心を示していたが、動きの速さでヴェネツィアに後れを取った。その背景には、DFマリン・スヴェルコが股関節の手術を受けることになり、3~4か月間離脱する可能性があるという事情も抱えていた。そこで、白羽の矢が立ったのが冨安だ。



ボローニャ時代は61試合3得点3アシスト



冨安にとって、イタリアは初めての舞台ではない。2019年から2021年までボローニャでプレーし、セリエAでは通算61試合に出場した。3得点3アシストも記録している。その活躍が評価され、2021年にはアーセナルへの移籍を勝ち取った。順風満帆に見えたキャリアだったが、その後は怪我の再発に苦しんだ。



特に膝の状態は深刻で、2024年7月から翌年10月までの長期離脱もあった。アーセナル退団後の昨夏にはアヤックスへ加入。復帰後は少しずつコンディションを整え、日本代表として2026年ワールドカップにも出場した。現在は再びフリーエージェントとなっている。実績は十分だ。ヴェネツィアとの契約合意が正式発表されれば、冨安のキャリアは新たな転機を迎えることになる。

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