なぜW杯決勝はアメリカで6000万人以上も見ることになったの...の画像はこちら >>

アメリカは熱狂に包まれた photo/Getty Images

今後もW杯人気はアメリカに根付くか

2026W杯決勝のスペイン代表VSアルゼンチン代表の一戦は、アメリカ国内のFOX Sportとスペイン語中継のTelemundoを合わせ、アメリカ国内で6300万人ほどの視聴者数を集めたという。

なぜこれほどアメリカ国内での視聴者数が増えたのか。

『Los Angeles Times』によると、FOX Sportの戦略分析責任者のマイク・マルヴィヒル氏は「これは期待以上の数字だ。チケットの価格問題、外国人観光客の入国に関する問題などネガティヴな意見もあった中、大会が始まってみると一転して肯定的な意見が多くを占めた」と嬉しいサプライズがあったと語っている。

やはり成功のカギはSNSにあるようだ。ワシントン大学のスポーツビジネスプログラム科でディレクターを務めるパトリック・リシェ氏は、SNSの普及で海外の有名選手がアメリカ人にとっても身近な存在となり、「試合を見逃したくない」との心理が働いたと分析している。カーボベルデ代表GKボジーニャのように1試合だけで人気が爆発したケースもSNSならではだろう。

今回のW杯は一世帯あたり平均1955人が視聴したようで、昨年のNFLレギュラーシーズンの平均視聴者数は1685人だった。レギュラーシーズンの数字とはいえ、アメリカで特大の人気を誇るNFLと競えるところまで数字が伸びたのは非常に印象的だ。

この人気が根付くかは分からないが、W杯に興味を持つアメリカ人はかなり増えたのではないか。SNSの影響は今後も加速するはずで、海外スター選手はアメリカ国内でも知名度の高い存在になるだろう。それが2030W杯視聴の意欲を掻き立てるはずで、アメリカでサッカーを見る文化は根付いていく可能性が高そうだ。

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