茨城県ひたちなか市・国営ひたち海浜公園で8日から開催されていた野外音楽フェス「LuckyFes’26」の最終日となる11日の開催が台風15号のため中止となったことを受け、出演予定だったアーティストがYouTubeやSNSなどでライブ配信を行う動きが広がっている。

 LuckyFesは「音楽と食とアートの祭典」をテーマに掲げ、これまでにない全く新しいフェスとして2022年に誕生。

初年度は半年間の準備期間で2万人を動員し、翌年は4万人、3年目は6万人、4年目は8万人を動員。そして迎える今年5年目は、4日連続開催でパワーアップ。11日の出演者は、大黒摩季、Omoinotake、木村カエラ、黒夢、こっちのけんと、湘南乃風、水曜日のカンパネラ、Dragon Ash、ハラミちゃん、MAN WITH A MISSIONらが予定されていた。

 しかし前日10日に、最終日の開催中止を決定。公式サイトでは「台風15号の進路が変更となり強風雨等の気象予報が悪化したことを踏まえ、会場である国営ひたち海浜公園と協議を重ねた結果、会場内のフレンズ(来場者)の安全確保が困難と判断し、開催を中止する決定をいたしました」と説明した。

 ネット上では来場予定だったファンから落胆の声も上がった。しかし出演予定だったアーティストがYouTubeやSNSなどでライブ配信で“代替公演”を行う動きが広がっている。ロックバンド「MONKEY MAJIK」は同じく出演予定だったJO1の川西拓実とこの日午後4時からインスタライブすることが決定。MONKEY MAJIKのXでは「本日予定していた『LuckyFes’26』の出演は、台風の影響により残念ながら中止となりましたが…このままでは終われない!ということで…親愛なるT.Kこと川西拓実さんと急遽インスタライブをお届けします」と伝えた。

 他にもラッパーでシンガーソングライターのNovel Coreや、ロックバンド「Broken my toybox」はそれぞれのインスタグラムで11日午後に生配信。Novel Coreのファンはネット上に「もう、Lucky Fes 中止リベンジ、コアのインスタ配信ライブ、楽しすぎた」「ラッキーフェスの中止をうけて、急遽この形で配信してくれたTEAM COREのみなさんにも本当に感謝してます」と喜びの感想を寄せた。

 他にもyamaはYouTubeライブ、SoalaはTikTokライブを敢行。

LuckyFESの公式Xは「LuckyFesのステージでお届け頂くことは叶いませんでしたが、こうして音楽を届けてくださるアーティストの皆さまに、心より感謝いたします」とミュージシャンの神対応に感謝した。

 LuckyFESの企画ブッキングプロデューサーを務めるDJ DRAGON氏は11日、自身のXで「台風15号の影響により、LuckyFes’26最終日の開催中止を決断しました。今まで生きてきて、一度も味わったことのない感情。悔しいのか、悲しいのか、申し訳ないのか。いろんな感情が入り混じっていて、まだ自分でも気持ちを整理することができません」と吐露。

 「25年の大成功から1年の準備して更なる進化をした5年目のLuckyFes。今年も、たくさんの仲間たちと力を合わせてつくってきたこの景色。本当なら明日、ここにたくさんのフレンズがいて、音楽が鳴って、笑顔があふれているはずでした。でも今は、風が強くなる前に安全に撤去を終わらせるため、深夜も作業が続いています。誰もいない会場で、少しずつ解体されていくステージを見ています。この時間の大草原は昼間の強風が嘘の様に穏やかで星空が輝く、本当に台風は来るのだろうか?安全を最優先にした判断に間違いはなかったと思っています。それでも、悔しいものは悔しい」と胸中をつづる。

 「LuckyFesを楽しみにしてくれていたフレンズの皆さん。出演するはずだったアーティストの皆さん。そして、この日のために力を尽くしてくれたLucky STAFFとすべての関係者の皆さん。本当にごめんなさい。そして、本当にありがとうございます。この景色も、この悔しさも、忘れることはない」と長文を記した。

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