レアル・マドリードの新キャプテンのバルベルデ photo/Getty Images
モウリーニョはダブルボランチを採用か
レアル・マドリード所属のMFフェデ・バルベルデがレアル・マドリードの新キャプテンとしてシーズンを迎える。大きな責任を背負う一方、ピッチ上ではMFオーレリア・チュアメニとのポジション争いが待っているだろう。
バルベルデは2016年にペニャロールから加入して以降、着実にチーム内での地位を高め、28歳にしてほぼすべてのタイトルを手にしてきた。長年の献身が評価されての主将就任だが、サンティアゴ・ベルナベウでキャプテンを務める責任は決して小さくない。
そしてバルベルデには、キャプテンとしてチームを率いるだけでなく、純粋な競技面でも大きな課題が待っている。ジョゼ・モウリーニョの中盤は、マンチェスター・シティ所属のMFロドリの獲得が実現しなかったことで構成が難しくなっており、ダブルボランチを採用する場合には3人の候補から2人を選ぶ形になる。
その中で、MFベルナルド・シウバは重要な存在となりそうだ。シウバは、数少ない純粋なゲームメーカーとして計算できる選手であり、攻撃の組み立てを担う存在になるとみられている。
そうなると、残る1枠を争うのがバルベルデとチュアメニだ。昨季にはバルベルデが負傷して病院に運ばれる騒動もあった両者だが、現在は関係も修復されているという。過去の出来事はすでに過ぎたものとなり、今度は同じポジションを巡って純粋に競争することになるだろう。
2人の特徴は大きく異なる。バルベルデは広大なスペースを走り続ける運動量が最大の武器で、攻守にわたってピッチ全体をカバーできる。
一方のチュアメニは守備面での安定感に加え、ボールを扱う能力も備えている選手だ。シウバをより攻撃的な位置で生かすのであれば、後方から守備面を支えるチュアメニはモウリーニョの考え方にも合致する。
もっとも、シーズン開幕時点ではバルベルデが一歩リードしている。ウルグアイ代表としての活動を終えて早い段階でチームに合流し、プレシーズンの親善試合にもすべて出場。新加入のシウバらについても積極的にコメントし、チームを代表する存在として振る舞ってきた。
対照的にチュアメニはまだ実戦経験がない。プレシーズンの親善試合に一度も出場しておらず、トップチームの中では唯一、開幕前に実戦で状態を確認できていない選手となっている。
もちろん、長く厳しいシーズンを考えれば、両者に十分な出場機会が訪れることは間違いない。しかし、少なくとも開幕時点では、モウリーニョにとって「バルベルデかチュアメニか」という選択が大きなポイントになる。
キャプテンに就任したバルベルデにとって、腕章を巻くだけでは十分ではない。新体制の中で自身の価値を証明し、モウリーニョから中盤のポジションを勝ち取ることこそ、最初の大きな挑戦となるだろう。

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